2012年12月30日日曜日

真昼岳冬コースの案内

冬の真昼岳のコースは、一般的に3コースあります。赤倉沢林道を利用しての焼山コースと南沢右岸尾根コース、善知鳥口から大浅沢の右岸コースです。積雪期は、南沢と向沢は雪崩が起きますので、利用できません。
 この3コースの中でも、焼山コースが最も利用されています。赤倉沢林道から大平作業道へと入り、途中で、焼山と大平山への尾根へ向かいます。途中で権化沢からの作業道と合流します。焼山から権現沢の源流の鞍部下りが、痩せていますので慎重に行動してください。やせつるには雪庇ができますので、状況によっては引き返すことにもなります。
 南沢の尾根コースは、登山道入り口の手前が雪崩れますので、雪崩の危険がなくなる3月中旬以降の利用となります。

2012年12月24日月曜日

真木林道情報

今日は寒い一日でしたが、日差しもあり穏やかでした。真木林道の積雪は例年よりもかなり多くなっています。真木橋付近で60センチほどですが、袖川付近では80センチはあります。乾いた雪ですので、暖気が来ると少し沈むと思います。
 真木橋で小さな雪崩がありましたが、これから本格的な雪になると小規模ですが所々で雪崩が起きると思いますので、大雪の後は注意してください。なお、最終人家の手前で、崖崩れ防止の工事が行われています。工事の状況によっては、数分待たされることもあるかもしれません。
 春の除雪と整備は、例年4月20日過ぎで、連休までには袖川までは開通します。その奥は、雪の状態によって5月の中旬になることもあります。


真木橋の夏知らずの滝は、凍り始めました

2012年12月12日水曜日

真木林道・峰越林道情報

 日本の上空に強い寒気が入ったため、大雪となりました。和賀・薬師岳、真昼岳への登山口までの林道は、現在雪で通行できません。明日あたりから寒気が緩むようですが、車が通行できるまで雪が解けるかは疑問です。また、一時的に通行できるようになっても、これからの雪は2,3時間で通行できなくなるほど激しく降ることあります。
 真木林道は4月の下旬から、赤倉沢林道は5月上旬から、峰越林道は5月下旬から通行できるようになります。しかし、積雪の量によっては、除雪と整備が遅れる可能性があります。4月になったら、林道の状況をお知らせします。

2012年12月3日月曜日

真木・峰越林道情報

真木林道は、袖川から奥に積雪がありますが通行には差し支えありません。気温が低いため写真のようなつららができていました。今週は、雨や雪の日が続くようですから、いつ積雪で通行できなくなるかわかりません。
 峰越林道は、見晴台付近から上部には乾いた積雪あります。峰越の水付近は、車高が高く4輪駆動車でなければ危険です。山の天気は急変します。安全のため、通行不能と思った方がよいでしょう。真昼岳の登山は、赤倉コースを利用してください。雪崩の心配はありません。 

2012年11月26日月曜日

ナメコの植菌体験

なめこの植菌体験を行います。秋のキノコで人気のあるナメコを植えてみませんか。太田公民館(電話0187-88-1119)では、次のように参加者を募集しています。

   い   つ   12月1日 午前9時から
          午後1時ころまで
   どこで     大台スキー場
   参加費   500円

 ナメコを植えた後、まき割り体験や、まきを使いナメコ汁を作ります。昼食は持ってきてください。

真木林道情報

 真木林道は、登山口駐車場まで通行できます。雪はありません。しかし、これからの雪は数時間で、車が通れなくなるほど降ることがあります。天気予報や雪の降り方に注意して、入山してください。紅葉は終わり、冬枯れの状態です。
 登山口小屋は25日に囲いをしました。今までの積雪を参考にしながら、入り口の囲いは緊急時に入れるように、完全には囲っていません。水は止めましたが、雪が積もるまでは小屋の中の携行缶に水が入っています。雪が積もると携行缶の水は、捨てます。
 例年であれば、登山口駐車場まで開通するのは4月の末です。4月25日をめどに林道を整備しますが、積雪の量で遅れる可能性もありますが、袖川園地までは開通します。


稜線は霧氷で白く輝いていました

2012年11月22日木曜日

お勧めの展覧会

 東京北の丸公園の東京国立近代美術館で、「美術にぶるっ」が開かれています。日本の近代から現代を代表的する作家の作品が、ずらりと展示されています。私たちが美術の教科書で目にすることがきる名画が目の前にあります。また、あまり目にすることがない太平洋戦争時代の絵もあります。有名な画家がどのような気持ちで描いた方と想像すると、心が痛みます。反戦の絵ではなく従軍画家として、戦争の継続のために描かせられたのです。
 暗い時代の絵もありますが、明治初期の西洋画(油絵)が日本に根付く過程も見ることができます。鑑賞していてぶるっときますが、この絵があの教科書に載っていた絵かと思うと、わくわくもして来ます。これだけの近代、現代の日本の名画が見られるのは最後かもしれません。

2012年11月13日火曜日

真木渓谷の紅葉は名残です

真木渓谷の紅葉は、入り口付近の大森(おもり)付近が散り始めです。真木橋から奥は名残となっています。岩肌には、キタゴヨウやクロベ、アスナロなどの緑の中に置き忘れられたようにイタヤカエデの黄色が見られます。スポットライトで照らされたようで、印象的です。
 林道沿いには、写真のように遅く紅葉した木々が、色づいた葉を散らしていました。

2012年11月12日月曜日

薬師岳情報

 11日、薬師岳を巡回してきました。紅葉は終わりました。真木渓谷は名残の紅葉となっています。雪は消えていますが、寒気が日本に入ってくるようなので、また雪が降ると思われます。例年ですと、11月の中旬には根雪となりますが、今年は暖かい日が続いていますので遅れそうです。
 11月の末には、登山口の休憩所の冬囲いをします。真木林道は12月に入ると、雪で通行できなくなります。数時間で車が動けなくなるほど雪が降ることもありますので、天気には十分に注意してください。
 ホームペーの更新ができるようになりました。

2012年11月7日水曜日

初冠雪の和賀岳

薬師岳から見た初冠雪の和賀岳です。去年よりも20日ほど遅れています。

2012年11月6日火曜日

真昼山地も初冠雪

 和賀岳、薬師岳で初冠雪がみられました。昨日、薬師岳まで登って来ましたが、肩から上は雪が積もっていました。頂上から見える和賀岳への稜線には雪が積もり、初冬の風景です。目の前にそびえる和賀岳は、真っ白に輝いていました。
 登山道の紅葉は、ブナ台から上が見頃ですが、先日の強風でかなり葉が散ってしまいましたが、十分に楽しめます。滝倉の水場から上は散り始めており、倉片は冬枯れです。帰りに、ナメコとムキタケの収穫がありました。
 

2012年11月4日日曜日

真木渓谷の紅葉

 真木渓谷の紅葉は見頃です。大倉岩付近から奥は、色あせ始めてきました。今月初めの強風で大分葉が落とされましたが、まだ見頃です。今週いっぱいは、十分に楽しめます。
 ホームページビルダーに不都合があり、現在「和賀岳・真昼岳登山情報」が更新できません。ウィンドウズビスタからウインドウズ8に替えたら、ビルダーが動きません。対策を検討していますので、時間がかかりそうです。また、このブログにも写真を載せられません。
 

2012年10月27日土曜日

和賀岳紅葉情報

 薬師岳から和賀岳にかけて野尾根は、紅葉が散り冬枯れとなっています。今は中腹が見頃です。
登山口休憩所付近は5分、滝倉水場付近が見頃、倉方付近は散り始めです。
 今年は、雨が少なく、キノコの発生が遅れましたが、今はナメコ、ブナハリタケ、ナラタケなどが一斉に出ています。登山道の脇でも収穫できます。秋の味覚を楽しみましょう。ツキヨタケも出ていますので、注意してください。ムキタケに比べ色が赤く、茎を割ってみると根本に黒い斑点があるのが特徴です。気をつけてください。

 真木渓谷も紅葉が進んでいます。大倉岩付近は見頃。真木橋付近は5分程度の紅葉です。来週半ばが、最もきれいな紅葉が見られるでしょう。来月上旬まで、紅葉が楽しめそうです。
 

峰越コース刈払い終了

 26日、峰越コースの内、音動岳から赤倉コース分岐までの谷側部分を刈払いました。これで、全コース刈払いが終了しました。ササが繁茂し歩きにくかった部分がなくなりました。
 大股渓谷と峰越林道の紅葉が見ごろとなりました。渓谷の入り口付近は、まだ5分程度の色づきですが、北の股橋付近から上部はブナの見頃です。来週いっぱいは紅葉を楽しめます。峠付近は、散り始めました。今年の紅葉は例年よりもきれいです。

2012年10月23日火曜日

峰越コースの刈払い状況

 昨日22日、音動岳までは刈払いを終えました。2年間利用されなかったのでササが伸び歩きにくくなっているため、赤倉分岐まで通すことを優先し、音動岳から先は山側の刈払いとし、赤倉コース分岐まで辿り着きました。これで、足元が見えるようになり、楽に通れるようになりました。残りの谷川の刈払いは、来週中には終えたいと思っていますが、天気が回復するのを待ってからです。週末は天気が良いようですから、土曜日になるかもしれません。
 紅葉は、大分進んで来ましたが、尾根は散りかけています。中腹のブナが見ごろとなるのは、今月下旬でしょう。

2012年10月19日金曜日

薬師岳紅葉情報

 紅葉は朝晩の冷え込みで、渓谷まで降りて来ました。真木渓谷、川口渓谷は紅葉が始まりました。大倉岩、袖川で色がつき始めました。見ごろは10月末から11月始めと思われます。
 山では、滝倉付近から上部が5分程度の紅葉となています。薬師岳は、今週末にかけて見頃です。尾根筋が赤く染まっています。ブナ林の紅葉は来週の週末が見ごろとなるでしょう。今年は雨が少なくキノコの不作の年でしたが、周期的に雨が降るようになりキノコも出て来ました。ツキヨタケも多く目につくようになりましたので、気をつけてください。昨日、ナメコも収穫できました。

2012年10月17日水曜日

峰越コース一部刈払い

 峰越コースの一部を刈払いました。約2年間利用されなかったのと、去年と今年の暑さでササの成長がよく登山道に被さっています。昨日は、音動岳の一つ手前のピークの途中まで刈払いしました。仕事の合間の刈払いなので、時間がかかります。
 ササが伸びているのは、音動岳から赤倉コースの合流点付近です。来週中には終えるようにしたいと思っています。それまでには足元がよく見えませんので、慎重に歩いていください。
 

2012年10月15日月曜日

真昼岳紅葉情報

 真昼岳の紅葉登山は終わりました。紅葉は尾根が8分ほどで間もなく見頃です。赤倉コースのぶな林は、緑が薄くなり一部のブナに色が着き始めました。ブナ林の紅葉は、今月の下旬ごろと思われます。
 昨日は天気にも恵まれ、少し色づいたブナの葉を通して来る柔らかな秋の日射しが心地良く楽しい登山でした。真昼山地の紅葉はいつもより1週間から10日ほど遅れています。栗駒の須川温泉付近が見ごろとの情報です。
 峰越コースは、約2年間利用されていませんでしたのでササが濃く歩きにくくなっています。昨日は利用者が多かったため、少しは歩きやすくなりました。全コースの刈払いは今年はできませんが、歩きにくい部分をできるだけ刈払いをしたいと思っています。

2012年10月10日水曜日

和賀岳紅葉情報

 今日の薬師岳は風が強く、体感温度がかなり低く手袋をしました。風速10m近い風が吹いていました。和賀岳までの巡回のつもりでしたが、風が強かったので薬師平で引き返しました。
小鷲倉の頂上は赤く染まっています
紅葉は薬師岳付近で5分程度したが、小鷲倉は赤く染まって見えましたので見ごろかと思います。風で散らないように祈っています。来週になると散り始めるのではないでしょうか。週末は天気が不安定で雨マークも出ています。日曜日は、真昼岳の紅葉登山です。天気が晴れることを願っています。
 真木渓谷、川口渓谷、大股渓谷は今月の25日から末にかけて見ごろとなるのではないでしょうか。

2012年10月8日月曜日

羽後朝日岳

 10月7日、一年ぶりで朝日畚(羽後朝日岳)へ登って来ました。部名垂沢は、去年とまた変っていました。一昨年の大雨で大きく変わって、深い淵がなくなって川の中を歩くことができるのは同じですが、少し歩きにくくなっています。去年は、この沢の母岩が花崗岩であると思いましたが、花崗岩もありますが、多くは泥岩と凝灰岩でした。特に大きく変化したのは、ニの沢畚からの涸沢との出合付近です。かなりの砂利が堆積していました。
部名垂の詰めた尾根は紅葉が8分程度でした
二股の出合の奥は、大きな変化がありませんでした。きれいに洗われて白かった岩に、ニ酸化鉄が付着し始め、赤くなり始めています。尾根に出ると紅葉が8分程度から見ごろとなっていました。川原歩きと沢登りで久しぶりに、疲れを感じました。1年に1回は登りたい山です。
 来年は今回の同行者を、花の一番きれいな7月下旬に連れて行きたいと思います。天上の花園に感嘆すること間違いなしです。

2012年10月6日土曜日

峰越コース情報

 今日6日から峰越林道が通れるようになりました。紅葉は峠付近から北の股岳で3分程度になっています。来週の紅葉登山の頃は、尾根が紅葉の見ごろになると思います。
 峰越コースは、峰越林道が災害復旧工事のため2年ほど通行できなかったため、ほとんど利用されませんでした。そのため、去年と今年の暑さも加わりササが伸び放題となっています。特に濃かった北の股岳の登り口を、今朝応急処置として刈払って来ました。早急にコース全体の刈払いができるか、関係する団体と相談します。できれば、花のないこの時期に刈払いをしたいので、今年できるようにお願いして見ます。

2012年10月4日木曜日

真昼岳紅葉情報

 真昼岳では、紅葉が始まろうとしています。尾根付近ではミネザクラとオオカメノキに色が着き始めました。紅葉の主役であるミネカエデは緑色が薄くなってきましたが、まだ色は着いていませんが、もうすぐ紅葉が始まるでしょう。10月14日は、真昼岳紅葉登山ですが、ちょうど紅葉の時期になるのではないかと思います。残暑の影響で、紅葉は1週間ほど遅れています。
 真昼岳から見る横手盆地は、稲刈りが最終段階となり黄金だった田んぼの色が、だいぶさめて来ました。平地では、最低気温がまだ15度以上ですので紅葉が始まるのが今月の末ころになるのではないでしょうか。例年であれば、活動が終わっているカメバチ(スズメバチ)の被害がまだあるようです。先日も山の中でカメバチが飛んでいましたが、女王蜂で越冬場所を探しているようでした。

2012年9月28日金曜日

峰越林道情報

 峰越林道の復旧工事は、ほぼ終わりました。しかし、工事車両が頻繁に通ったため路面が荒れています。そのため、整備に時間がかかり通行止めが解除されるのは10月5日の夕方です。10月6日の土曜日には通行できます。
 情報では、日照りが続き峰越の水はかなり細っているようです。また登山道も1年以上人が歩いていませんので、草が伸びています。6日の朝に、北真昼のお花畑を過ぎた北の股岳の登り口付近の刈払いをする予定です。できるだけ早く入りたいのですが、花の採花がありますので、7時ころの作業になると思います。
 峰越全コースの刈払いは、関係する役所と相談します。できるだけ早くできるように、お願いしてみますが、来年になることもあります。
 

2012年9月26日水曜日

GPSと読図

  登山にもGPSが使われるようになり、読図も楽になりました。尾根や障害物のない場所では、衛星の信号を捉えられ正確な場所を特定できます。しかし、谷間など必要な数の衛星の信号を捉える事ができない場所では、不正確で時には思わぬ誤った判断をしかねません。
 この前、山菜採りで遭難者がでました。遭難者の位置は救助ヘリから確定できたのですが、風が強く杉林の中のため救助が難しく、地上からの捜索も並行して行われました。GPSを使いながら、現場へ向かったのですが、必要な数の衛星信号をつかめず、目的地の方向がどう判断しても誤っているのです。結局は、地形図とコンパスを使って捜索しました。現場まで目と鼻の先の地点まで辿り着いた時に、風が弱まり無事ヘリに救助されました。10分早く捜索を開始していれば、ヘリよりも早く救助できたかもしれません。
 携帯電話やGPSなどの機器の発達で、コンパスを使った地形図の読図がおろそかにされがちですが、電池切れや信号を捉えることができない場合を想定すると、コンパスを使った読図の訓練は大事だと思います。

2012年9月23日日曜日

甲コース情報

 9月22日、甲コースを巡回して来ました。全般的に今年の暑さで、笹の生育がよく足元が見えない箇所が多くなっています。特に甲分岐から中の沢分岐の間、大甲と甲分岐の間で、歩きにくい箇所がありますので、注意してください。
甲分岐付近は、被さっている枝を下ろししましたが、足元が見えにくくなっています。中の沢へのコースは、一夏でかなりササが繁茂し非常に歩きにくくなっています。来年、刈払いができるように、大仙市にお願いします。
 このコースは、薬師岳から和賀岳の山並みの眺望がよく、適度なアップダウンがあり楽しいコースです。

2012年9月20日木曜日

水が出ました

 登山口休憩所の水が出ていませんでしたが、原因が特定でき、それに対処した結果無事水が流れました。これで休憩所を利用する際は、今までどおり自由に水が使えます。大変お待たせしました。まだ安定していませんので、明日もう一度調整します。

2012年9月19日水曜日

和賀岳登山口小屋の水

 雨の少ない日が続き水源が細り、和賀岳・薬師岳登山口の休憩所の水が出ていません。トイレの水はなんとか確保していますが、外の水は出ていません。今日から雨が降るようですが、すぐには水源は回復しないと思います。明日、水源の水が無駄なく給水升に入るように改修する予定です。
 これで水が確保できなければ、雨が続き水源が回復するのを待つしかありません。

2012年9月18日火曜日

真昼岳情報

 昨日真昼岳を巡回して来ました。石台の上部で細いブナが、登山道に被さっています。よそ見をして歩いていたら、頭をぶっつけました。鋸を持っていなかったので、処理できませんでしたが、近日中に処理します。
 フェーン現象で、気温は高く汗を絞られました。登るに連れて風が強くなりましたが涼しく感じました。、横手盆地は、稲刈りが始まり黄金色に輝いています。田植えのころと今が最も美しい光景です。
 峰越林道ももうすぐ開通です。来月は紅葉が始まります。このままだと、紅葉は遅れそうです。

 

2012年9月14日金曜日

和賀岳情報

 今日も暑い一日でしたが、山の上は快適でした。アキアカネもほとんどが山を下り、ヒコガシ(怠け者)のトンボと暑がりのトンボが少しいるだけです。花はエゾオヤマリンドウとミヤマアキノキリンソウ、ウメバチソウが咲いている程度です。所々に、紅葉の兆しも見えます。
 小杉山と和賀岳の刈払いは、今年は小鷲倉までです。続きを来年できるように仙北市にお願いしてみます。小杉山の手前のササが濃くなってきました。大仙市刈払いをお願いしています。

 薬師岳から和賀岳の眺望

登山口小屋の水

 薬師岳登山口の小屋の水が出なくなったのは、日照りで湧水量が、少なくなったのが原因のようです。水源では、水は湧いているのですが今夏の日照りは異常で、非常に水が少ない状態です。そのため、小屋の上まで水を押し上げることができなくなったようです。
 現在、大仙市太田支所では最善策を検討中ですので、しばらくお待ちください。トイレの水は、定期的に補充します。早く雨が降り、状況が好転することを祈っています。

2012年9月13日木曜日

八幡平

 遠い記憶の中にあった八幡平へ登って来ました。コースは、蒸の湯から長沼とおり八幡平へ、帰りは中沼コースを下りました。花の時期は過ぎ、エゾオヤマリンドウが見頃で秋の深まりを感じさせてくれました。ミヤマアキノキリンソウやノコンギクなども見られましたが、早い所では草紅葉が始まっていました。



 晴の天気を期待して登りましたが、ガスがかかり視界がききませんでした。頂上に近付くに連れて、湿原が色づいていました。頂上付近で岩手山が見えましたが、頭は雲の中でした。







 眼鏡沼と雲の中の岩手山

2012年9月11日火曜日

真木林道情報

 真昼山地は、9月5日から6日かけて大雨が降りました。私が上高地から帰ってみると、かなり強い雨が降った跡が見られました。真木林道は、問題なく通行できすが、中間地点を過ぎた袖川園地近くになると、路面が洗われ溝ができている箇所があります。車高の高い車は問題がありませんが、普通の乗用車は注意してください。
 9月も中旬になり相変わらず真夏日の日がありますが、真昼山地は確実に秋が深まってきています。アキアカネが下りて来ましたし、ヤマウルシに色が着き始めました。ススキの花も咲いています。仕事の関係で、山の上までは巡回できないでいますが、近いうちに和賀岳を巡回する予定です。
 秋雨前線の影響で今週は天気の予報が難しいようです。それぞれの気象会社の予報が異なりますので、どの会社の予報をとるかは、天気図と観天望気から自分なりに判断するしかないようです。

2012年9月6日木曜日

槍ヶ岳

 槍ヶ岳と穂高連峰の縦走を計画しましたが、雨と風のため穂高連峰は断念しました。9月3日4時半に横尾山荘を出て、9時に槍ヶ岳の肩に着きました。途中、氷河公園との分岐の上で、ガスが切れ、殺生ヒュッテと槍ヶ岳の穂先が見えました。しかし、すぐに霧の中に。
 槍の穂先を登っているうちに、雨が落ちてきて山荘に戻る頃から本格的な雨となりました。小屋で天気の回復を待ちましたが、結局、沈殿。翌朝、南岳まで行き様子を見ましたが、風が強くなり霧も濃く、キレットの通過に不安がありましたので引き返し、天狗原をとおり横尾へ下山しました。また、穂高連峰の縦走を計画します。


明神岳と前穂岳の夜明け

槍ヶ岳と殺生ヒュッテ

2012年8月27日月曜日

真昼岳情報

 真昼山地も連日の真夏日で、心なしかブナも元気がないように見えます。今日、登る時は霧があり暑さも和らいでいましたが、頂上が近くなると霧も上がり、強い日射し照りつけて来ました。それでも下よりは快適で、しばらくボケーとして広大な横手盆地を眺めていました。田んぼも秋めいてきて、青々した稲が黄緑の変って来ました。来月の中旬には、稲刈りが始まります。
 しかし、中期の天気予報では9月の上旬まで真夏日が続くようです。今日で連続10日の真夏日ですが、これが更に続くようです。頂上のアキアカネも下へ降りはじめたようです。
 来月の初めに、槍穂の縦走を予定しています。天気が安定しているようですから計画どおりに行動できると思っています。初日に横尾山荘まで入り、2日目に南岳小屋、3日目には上高地に下山の計画です。30年ぶりの北アルプスです。

2012年8月22日水曜日

和賀岳情報

 昨日の和賀岳は、暑くてバテそうになりました。真昼山地の花は、夏の花から秋の花へと代ろうとしています。薬師岳ではタムラソウとウメバチソウが咲き始めましたし、和賀岳ではエゾオヤマリンドウが咲き始めました。しかし、暑さは依然として厳しいままです。
 仙北市で、小杉山から和賀岳間の刈払いを行っています。終了すると朝露にぬれずに歩けます。薬師岳から小杉山までの刈払いは、大仙市で今準備中です。暑い中の作業で、作業する方は熱中症にならないように気を付けていただきたいと思います。

2012年8月14日火曜日

奥羽山荘のナチュラルガーデン

奥羽山荘もみじ庵のナチュラルガーデンは、夏の花がもうすぐ見ごろです。イヌラや三尺バーベナも咲き始めました。今月の下旬ころが満開となるでしょう。
 今日、秋の花としてコスモスの苗を植えて来ました。10月ごろには、きれいな花を咲かせてくれるものと期待しています。今年で計画したガーデンづくりは終わりですが、来年からは周辺を少しずつ整備していきたいと思っています。

 間もなく西洋フジバカマも咲いてくると更に賑やかになります。

2012年8月13日月曜日

和賀岳情報

 8月12日、和賀岳、薬師岳は夏の花が咲き乱れています。トウゲブキの黄色とハクサンシャジンの青、イブキゼリやミヤマトウキの白と多くの花が咲いています。その中に、高山蝶のベニヒカゲガひらひらと飛んでいました。この地域のベニヒカゲの採集には、秋田県の許可が必要ですので注意してください。
 夏の花の最盛期を迎え、薬師岳から小杉山までの間の登山道はムツノガリヤスとイブキゼリ、ヒトツバヨモギなどの高山植物で足元が見えにくくなっていますので、注意してください。小杉山から和賀岳の間は、チシマザサ(ネマガリタケ)が濃く、歩きにくくなっています。特に小鷲倉付近はササが伸び、泳ぐような感じ所もありますが、登山道はしっかりしていますので迷うことはありません。
 仙北市では、今月の下旬には小杉山付近から和賀岳まで刈払う予定です。花の保護のため花が種を着け、株が充実するまでお待ちください。来月には快適に歩けるようになると思います。


薬師岳のお花畑 ハクサンシャジンとトウゲブキが見頃です

2012年8月3日金曜日

真昼岳南峰のお花畑

 8月2日、登山教室で真昼岳南峰のお花畑を観賞して来ました。登山道の脇は、刈払いされて花がなく少し残念でしたが、南斜面は期待どおりすばらしいお花畑でした。目当てのヤマルリトラノオは、見ごろを過ぎていましたが澄んだ瑠璃色の花を十分に楽しんで来ました。今月の上旬であれば十分に楽しむことができるでしょう。ミヤマトウキの大群落も見ごたえがあります。

 秋田県でこれだけヤマルリトラノオがまとまって見られる場所は、真昼岳南峰だけでしょう。薬師岳でも見られますが、個体数は少なくなります。真昼岳に登られたら、ぜひ南峰まで足をのばし澄んだ青のヤマルリトラノオをご覧ください。

2012年7月31日火曜日

日本一のブナ

 白岩岳の中腹に日本一のブナがあります。去年の秋には、強風で倒れたヒバやミズナラ数本が、道をふさいでいました。今日、山に入ってみると、今年の4月の強風と6月の台風で更に木が倒れ道を塞いでいましたので、驚きました。それもミズナラの巨木が多く見られました。大きく迂回しなければならない所もあり、道を見失う可能性もあります。道を確認しながら進まなければならず、j時間がかかりました。初めての方は、ガイドがいなければたどり着けないと思います。
 あまりにも多くの木が倒れていたので、日本一のブナと捻じれクリが無事かと心配しましたが、どちらも強風に耐え、しっかりと大地に立っていました。特にこれまでと変った所は見られず一安心しました。
    捻じれて捻じれて横たわり、そして立ち上がるクリの巨木

2012年7月30日月曜日

真昼岳情報

 真昼岳赤倉コースは、三輪神社のお祭りに合わせて刈払いがされました。足元が良く見えますので快適に歩けます。
 真昼岳は、夏の花が見頃です。峰越林道が通れませんので音動岳付近のお花畑を見るためには、赤倉コースを経由するしかありません。現在クガイソウがきれいに咲いています。南峰のナチュラルガーデンも見ごろとなっています。特にヤマルリトラノオは個体数も多く、透き通るような清楚な青は印象的です。本山で帰る方が多いですが、少し足を延ばしぜひ南峰のナチュラルガーデンをご覧ください。5分ほど南へ歩くだけで、すてきなお花畑が見られます。

2012年7月27日金曜日

花が咲き乱れる真昼山地

昨日、秋田県地方も梅雨が明け、いよいよ夏山シーズンの到来です。東北の山は、多くの高山植物が咲き乱れ、私たちの目を楽しませてくれます。真昼山地も標高は高くありませんが、お花畑は花で埋まります。私の山行の計画です。
7月29日 真昼岳  南峰のナチュラルガーデンのヤマルリトラノオが楽しみです。
7月31日 白岩岳日本一のブナ  捻じれて立ち上がるクリの巨木も見ものです。
8月2日  真昼岳 登山教室で南峰のナチュラルガーデン観賞。
8月3日  羽後朝日岳 ハクサンイチゲとハクサンシャジン、ウスユキソウの大群落が楽しみです。
8月4日  秋田駒ケ岳 阿弥陀池の花畑とコマクサが見られます。
8月5日  真昼岳か和賀岳  ハクサンシャジンとトウゲブキに期待。

天気が安定するようですから、真昼山地の花を存分に楽しめるようです。

2012年7月22日日曜日

和賀岳花情報

和賀岳頂上のニッコウキスゲ群落

 和賀岳への登山道の内、小杉山から奥はササが濃くなって足元がよく見えませんので注意が必要です。
 和賀岳のニッコウキスゲは、終盤となりました。今週中には終わると思います。今日は、一面に咲いたニッコウキスゲの群落を観賞できました。特に和賀岳頂上の北斜面は、トウゲブキも混じり圧巻です。今週の週末には、ニッコウキスゲに変りトウゲブキとハクサンシャジンンが咲き始めると思います。
 薬師岳のニッコウキスゲは終わり、イブキトラノオも、もうすぐ終わるでしょう。今月の末から来月の中旬にかけて、ハクサンシャジンが見ごろとなります。その頃、和賀岳や薬師岳に高山蝶のベニヒカゲガ舞うようになりますと、真昼山地には秋の気配が漂い始めます。
 

   薬師岳のヤマルリトラノオ

2012年7月21日土曜日

焼石岳の花

 7月20日、焼石岳に登って来ました。初夏の花が終わり、夏の花が咲き始めていました。マルバダケブキ、オオレイジンソウ、ハクサンフウロ、エゾノヨロイグサ、ウスユキソウ、クガイソウなどが目立ちました。ハクサンシャジンのつぼみもおおきくなり、タカネナデシコはまさに咲こうとしていました。これらの花が咲きますと、焼石岳は全山花の山となります。今月の末から来月の中旬までが見ごろとなるでしょう。

 秋田県側の焼石沼は、今、ミヤマキンポウゲで黄色に染まっています。その中にハクサンチドリとノウゴウイチゴが赤と白の彩りを添えています。まさに天上の花園です。ミヤマキンポウゲに混じって、大きくりっぱな黄色の花が咲いていました。何の花かと見てみるとシナノキンバイでした。こんなにりっぱで大きなシナノキンバイは、見たことがありません。
 焼石沼のミヤマキンポウゲは、今月の末には終わりとなるでしょう。

2012年7月15日日曜日

和賀岳情報

 通行止めとなっていました真木林道は、通行注意となりました。森林管理署との調整のため、処理には時間がかかるようです。
 薬師岳のニッコウキスゲは、満開を過ぎ終盤となりました。ニッコウキスゲの黄色とイブキトラノオの薄いピンクが織りなす風景は、素晴らしいものです。この美しいお花畑も今週の半ばで終わるでしょう。ハクサンシャジンが咲き始めましたから、イワテトウキ、トウゲブキの青、白、黄のお花畑へと変身です。
 和賀岳頂上のニッコウキスゲは、咲き始めです。今週の末ごろが満開の見頃でしょう。トウゲブキも咲き始めましたので、和賀岳山頂は黄色の花で覆われます。特に北斜面の群落は見事の一言です。山頂がこれだけ花で覆われている山は、私の記憶にはありません。和賀岳は、田中澄江の花の百名山には入っていませんが、NHKの花の百名山にはニッコウキスゲで入っています。
 真昼山地は、真昼岳南峰のナチュラルガーデンも咲き始めましたので、多くの花が咲き競う花の季節になりました。早く梅雨が明けることを願っています。

2012年7月11日水曜日

秋田駒ケ岳・乳頭山縦走

 7月10日、秋田駒ケ岳と乳頭山の縦走して来ました。花はちょうど春から夏へと代るころであまり期待をしていませんでしたが、多くの花を観賞できました。特に目についた花は、ヨツバシオガマ、ムシトリスミレ、ヒナザクラ、ウサギギク、ニッコウキスゲ、マルバシモツケ、イソギクなどです。笊森からの下りでは、タカネセンブリやウスユキソウを見ることもできました。
ニガナの類は、黄色が多いのですがこの山域はシロバナニガナが多く見られました。ヨツバシオガマは今が見頃で、乳頭山の田代平まで全行程のほぼすべてで、観賞できました。東北の山は、花の宝庫です。
 太田公民館の登山教室では、明日12日は薬師岳のニッコウキスゲとイブキトラノオの大群落を、来月2日には真昼岳南峰のヤマルリトラノオとタカネナデシコ、ウスユキソウのナチュラルガーデンの観賞です。標高1,000mの山で、このようなお花畑が見られるとは東北や北海道の山は、まさに高山植物の宝庫です。

                                ウサギギクとヨツバシオガマ

2012年7月10日火曜日

真木林道情報

 真木林道は、現在通行止めになっています。真木白滝(真木橋の奥)の横ににあった倒木が、この間の大雨で落下する可能性が出てきたので、通行止めとなりました。道路には落ちてはいませんので通行はできますが、安全確保のための通行止めです。大仙市太田支所では、森林事務所と話し合い間もなく処理するため準備をしています。
 週末までは処理されると思いますが、早めに情報を知りたい方は、太田支所農林建設課(電話0187-88-1116)にお尋ねください。

2012年7月8日日曜日

真昼岳情報

 今日は真夏日の暑い一日でした。山は夏の花が「咲き始めました。
 赤倉コースの入り口の南沢の最初の渡渉地点に、千畑登山会によって橋がかけられました。この渡渉地点は水量もある程度ありますが、これで濡れないで渡れます。同じように、善知鳥(うとう)口の大浅沢の渡渉地点にも、千畑登山会によって橋がかけられています。また、刈払いも行われました。
 2日間の大雨で登山道が心配でしたが、赤倉コースは影響がなく快適に歩けます。恒例の元本堂地区による南沢の刈払いは、間もなく行われます。この刈払いが行われ、三輪神社のお祭りが終わると、真昼岳は夏真っ盛りとなります。その頃には、南峰のナチュラルガーデンが見ごろとなります。今年は峰越コースが利用できませんので、南峰のお花畑を楽しんでください。
 7月12日は、太田公民館の登山教室で薬師岳のお花畑へ向かいます。14日は、大仙市太田支所のニッコウキスゲ観賞登山で和賀岳です。梅雨の後半で天気が気になりますが、晴れて楽しい登山ができるよう祈っています。

今年は科学の年

 今年は前半が過ぎ科学的なでき事が、多くありました。天文関係では金環日食、金星の太陽面通過のほか、月食も見られました。さらにもしかすると近年、日中でも観測できる超新星爆発が起きる可能性も指摘されています。
 物理学ではヒッグス粒子が発見されました。物質に質量を与える粒子で、今年の初めに発見の兆候が報じられましたが、正式に認められたようです。素粒子の世界で残るのは、グラビトン(重力子)となりました。このグラビトンも、大型ハドロン衝突型加速器での実験で、その結果を予測することができる可能性がでてきたと、日経サイエンスに載っています。もしかしたら見つかっているが、見落としている可能性もあるかもしれないとも書かれています。これが発見されると、四つの力(電磁気力、強い力、弱い力、重力)を伝える素粒子が、全て発見されることになります。
 今年の後半は、科学ではどのような出来事が起こるでしょうか。期待が膨らみます。

2012年7月4日水曜日

ニッコウキスゲとラベンダー園

 薬師岳と和賀岳のニッコウキスゲが咲き始めました。薬師岳から薬師平にかけては咲き始めで、花は例年並みのようです。間もなく見ごろで、今週の末から来週が見頃でしょう。12日の大仙市太田公民館の登山教室と14日の大仙市主催ニッコウキスゲ観賞登山は、最盛期のニッコウキスゲが見られるようです。梅雨明けが間近で天気が心配ですが、晴れてくれるよう願っています。
 薬師岳から和賀岳までは、登山道わきにニッコウキスゲが咲いています。和賀岳山頂jは、20日ごろが最盛期ではないでしょうか。山頂付近よりも北斜面に、ニッコウキスゲが咲き乱れます。頂上だけでなく、少し北に足を伸ばしてください。素晴らしいニッコウキスゲ群落が広がります。これを見ると、NHKの花の百名山で和賀岳がニッコウキスゲで選ばれていることに納得します。

 真昼山地の麓、美郷町のラベンダー園が見頃です。本州では屈指の広さを誇るラベンダー園です。白いラベンダーも面積が増えました。摘み取りもできます。
 真昼山地は、夏の花の季節へと進んでいます。来月の登山教室は、真昼岳南峰のナチュラルガーデンを観賞します。

2012年6月29日金曜日

真昼岳赤倉コース情報

 真昼山地はエゾハルゼミの季節が終わり、すっかり静かになりました。花も春の花から夏の花へと代る端境期にあたり、寂しい状態です。間もなく音動岳周辺では、クガイソウとイブキトラノオが咲き始めます。また、南峰ではヤマルリトラノオが咲きます。瑠璃色の清楚な花です。オサバグサと並んで真昼岳を代表する花です。
 南峰の花園、イングリッシュガーデンでは7月中旬頃から夏の花が咲き始め、7月下旬から8月上旬が見ごろとなります。真昼岳本山だけで帰る方もいますが、ぜひ南峰の花園まで足を延ばしてください。天上の花園が見られます。明日からは、麓ではラベンダー祭りが始まります。本州では、屈指の広さを誇るラベンダー園です。白いラベンダーも見られます。真昼岳の帰りにどうぞ立ち寄ってください。
 ブナ林の登山道を塞いでいた、先日の台風で倒れたブナを処理しました。

2012年6月26日火曜日

和賀岳・薬師岳花情報

小鷲倉から和賀岳

 6月25日薬師岳、和賀岳を巡回して来ました。6月の下旬でも谷間には、雪が残っています。春の花が終わり、夏の花が咲こうとしていますので、花が少ない時期です。ハクサンチドリが見頃となっています。ニッコウキスゲの蕾が大きくなって色づいて来ました。今年は、一昨年や去年のような花は期待できないかもしれませんが、例年並みの花を楽しめそうです。
 薬師岳の見ごろは、7月の10日から一週間、和賀岳の見ごろは7月の15日から一週間と想われます。薬師岳のイブキトラノオは、間もなく開花です。ニッコウキスゲが咲き始めると、真昼山地は夏を謳歌する花が咲き乱れます。
小杉山から和賀岳の間が、所々ササが濃くなっていますので足元に気を付けて登ってください。ハルゼミがめっきり少なくなって、山は静かになって来ました。いよいよ夏山の季節です。


左から秋田駒ケ岳、羽後朝日岳(朝日モッコ岳)、岩手山

2012年6月20日水曜日

甲コース情報

 6月19日、甲コースの倒木の処理をして来ました。今年は、大雪と4月の爆弾低気圧で多くの倒木が登山道をふさいでいましたが、太いブナの倒木を除いて歩けるように処理をしました。3本ほど太いブナが横たわっていますが、太すぎて処理できませんので乗り越えて通ってください。
 山ではハルゼミが少なくなり、間もなく静かな山となります。7月に入ると、ミンミンゼミが鳴き本格的な暑さが来ます。花も夏の花に代ろうとしていますので、少し寂しくなりました。イブキトラノオが咲く7月上旬頃から、真昼岳と薬師岳・和賀岳は夏の花が咲き乱れます。
 今年初めて、カジカガエルの鳴き声を聞きました。澄んだ綺麗な声で、耳に心地よく響きました。

2012年6月15日金曜日

真昼岳赤倉コース

真昼岳頂上からの横手盆地 払田の柵がひょっこりひょうたん島に見えます


 真昼山地は、青葉の美しい季節となりました。花も春の花が名残となり、夏の花へと代ろうとして少し花が寂しい状態ですが、間もなく華やかな夏の花が咲き始めます。真昼岳の頂上から見下ろす横手盆は、稲が順調に育ち緑の田園地帯となりました。
 6月に入ってからエゾハルゼミが泣き始めましたが、今が一番賑やかです。下旬になるとエゾハルゼミの季節は終わり、山は急に静かになります。しかし、7月に入るとミンミンゼミが泣き始め、山はまた賑やかになります。エゾハルゼミは、ブナが若葉から青葉に変るころから鳴き、耳にも心地よいのですが、ミンミンゼミはちょっと暑苦しく感じます。しかし、その頃は夕方になると、ヒグラシがカナカナと涼しげに鳴いてくれます。こちらの鳴き声は、耳に心地よく響きます。
 

2012年6月8日金曜日

黒森から風鞍情報

 6月7日、太田公民館の登山教室で七瀬林道口から風鞍までを歩いて来ました。風鞍・黒森コースは、和賀岳から真昼・女神への縦走路のエスケープルートや整備コースとして使われています。ブナのきれいなコースで、特に新緑や紅葉の時期がお勧めです。登山口は2箇所あり、黒森口は七瀬林道から左に別れた作業道を利用し、黒森の東の中腹にあります。もう一つが一昨年復活した七瀬林道口です。七瀬林道の峠から尾根沿いに黒森の肩を経由して、黒森口コースと合流し風鞍へ向かいます。
 昨日は、オサバグサが見頃で白い可憐な花を堪能できました。真昼山地は、秋田県のほかの山域では見ることが難しいヤマルリトラノオ、オサバグサ、イブキトラノオなどの花が見られます。
 私の真昼山地花の五卿は、次のとおりです。 ・羽後朝日岳:ハクサンイチゲとミヤマリンドウ(7月下旬から8月上旬) ・和賀岳:ニッコウキスゲ(7月下旬) ・薬師岳:ニッコウキスゲとイブキトラノオ(7月中旬) ・風鞍:オサバグサ(6月上旬) ・真昼岳(南峰):ヤマルリトラノオ(8月上旬)
 真昼山地は八幡平山系と栗駒山系に挟まれた地味な山ですが、東北の魅力がいっぱいで花の美しい山域です。

2012年6月6日水曜日

タケノコが旬

 真昼山地ではタケノコが最盛期となりました。秋田県や青森県では、孟宗竹がうまく育ちませんので、タケノコと言えばチシマザサ(ネマガリタケ)のタケノコです。山菜としての人気はトップで、毎年多くの人がレジャーを兼ねて山へ入ります。多くの人が山へ入るため、毎年遭難が起こります。今年も数件の遭難が起きています。
 私も昨日、20キロほどのタケノコを取って来ました。今年は大雪の影響で今が最盛期です。連日暑い日が続いていますので、例年と同じ頃に終わりそうですので採集期間が短いと思います。タケノコの林は、方向感覚が狂いやすいので注意してください。
 今日は、曇りの予報ですので金星の太陽面通過が観測できるでしょうか。この前の金環日食に使った観測用の眼鏡はとってあります。数日前は部分月食が見られました。今年は天体ショーのオンパレードです。

2012年6月4日月曜日

ボストン美術館展

 6月1日、東京国立博物館で開かれているボストン美術館展を鑑賞して来ました。展示されている作品を見ると、なぜ明治の初期にこのような国宝級の美術品が国外に流れて行ったのかつくづく考えさせられました。
 ここで初めて、曽我蕭白(そがしょうはく)の絵を見ることができました。圧倒的な迫力で見る者に迫って来ます。ただただ迫力です。墨の迫力、タッチの迫力、図柄の迫力、圧倒されるだけです。しばらく見とれていました。
 六本木の国立新美術館では、セザンヌ展が開かれていましたので、こちらも鑑賞して来ました。また、間もなく上野の東京都立美術館には、フェルメールの青いターバンの少女(真珠の耳飾りの少女)が来ます。これも楽しみです。

甲コース情報

薬師分岐からの真昼岳(残雪が見えます)

 6月3日薬師岳から甲コースを巡回して来ました。登山道の雪はほぼ消え、名残程度の残雪があります。甲コースは薬師分岐から甲分岐までは、快適に歩けますが、甘露水からしじみ長根にかけては大雪による雪折れの枝や、4月の強風でブナの大木が倒れて道をふさいでいます。歩きにくい状態となっていますが、できるだけ早く処理をしますのでお待ちください。迷うようなことはありません。
 雪は消えましたので安心して歩けます。尾根では、ツバメオモトとシラネアオイが見ごろとなています。山の東斜面の谷筋にはまだ雪が見られ、今年の雪の多さが分かります。昨日は暑く、残雪を吹き上げる風が心地よい一日でした。

2012年5月28日月曜日

善知鳥コース情報

 5月27日、善知鳥(うとう)コースを巡回してました。真昼岳南峰には一箇所少しですが残雪があり、シラネアオイは終盤でした。山全体としては、例年よりも10日前後遅れているような感じでした。
 善知鳥コースは、松坂(まっさか)口から兎平分岐までかなりの急登です。沢から直登気味に、一気に尾根にあがりますのでかなり汗を絞られます。私は、専ら下りに使っています。
 大浅沢、水沢、向沢の出合(落合)が、善知鳥コースの登山口です。三沢出合から松坂口までは、向沢の渡渉を繰り返しで、川原歩きです。登山道は、始めは右岸をたどります。堰堤の多い沢で、全体の3分の1ほど進んで、左岸に渡ります。200mほど進んでまた右岸へ渡ります。さらに全体の3分の1ほど進んで左岸へ渡ります。直進して沢を2回渡ると松坂の道標が見えますので、最後の渡渉で右岸へ渡り、ここから一気に尾根へと上がります。渡渉地点では赤のペンキを頼りに進んでください。
 登山口から松坂口までは、6月の中旬に刈払いをする予定です。現在は雪解けが遅かったため、まだ草丈は短い状態です。

2012年5月25日金曜日

薬師岳情報

 薬師岳登山道の倒木の処理が終わりました。4月4日の爆弾低気圧の強風で、10本ほどの木が登山道に倒れました。太くて除去するのに難しい木2本の木は、迂回路を作り、ほかの木は登山道から取り除きました。低気圧の強風は1日吹き荒れ、山にも大きな被害を与えました。台風の強風は2~3時間程度で弱まりますが、4月4日の強風は一日吹き荒れました。長時間の強風のためこのように多くの木が倒れました。
 薬師岳の登山道の滝倉と倉方の間に、2箇所の残雪がありますが、狭くなり迷うことはないと思います。
 シラネアオイも見ごろとなり来月には、ハクサンチドリが咲きます。大雪で遅れていた山の季節も一気に初夏へと向かっています。
 7月中旬にはニッコウキスゲが咲き始め、真昼山地は多くの花で賑います。大仙市太田支所恒例のニッコウキスゲを見る会は、7月14日に行われる予定です。間もなく募集が始まります。募集要項が発表されましたら、私のホームページにも掲載します。

音動岳のシラネアオイ

音動岳南斜面のシラネアオイの大株 

 昨日は登山教室で、音動岳のシラネアオイとオサバグサを観察して来ました。真昼岳のコースの中で、峰越コースは今ごろ多くのシラネアオイとオサバグサを見ることができます。シラネアオイは大株で数も多く、峰越コースはシラネアオイの小路となります。私は毎年このオサバグサとシラネアオイを観賞するのが楽しみで、待ち焦がれています。
 昨日は、期待に違わず見事なシラネアオイを観賞できました。オサバグサも咲き始めで可憐で清楚な花を見せてくれました。シラネアオイは登山道のすぐ脇ですので、踏みつけないように気を付けてください。株は、年々大きくなっているようです。今月いっぱい楽しめると思いますが、週末の土日が満開で傷んでいないシラネアオイを観賞できるでしょう。オサバグサは、来月上旬まで楽しめそうです。

2012年5月21日月曜日

和賀岳情報

小鷲倉から薬師岳 東斜面にはまだ雪があります

 今日の金環日食は、山の中で見ました。右上から左下に月が抜けて行きました。全体の8割ほどが隠れました。7時半頃は夜明け後30分ぐらいの明るさになり、全体に赤っぽく感じました。6月6日は、今度は金星が太陽を横切ります。今日使った眼鏡は、その時までとっておきます。
 登山道の雪はほとんど消えましたが、滝倉と倉方の間に数箇所残雪があります。間もなく消えると思いますが、霧が深かったりすると道を見失う可能性もあります。倉方の上部の三本ツルにも大きな残雪がありますので、注意してください。薬師平、和賀岳直下にも残雪です。
4月4日の爆弾低気圧による倒木が、甘露水から倉方までの間に多くあります。5月中には処理できるよう、太田支所と計画を立てます。歩にくいですが、しばらくお待ちください。

大鷲倉から和賀岳 例年よりも雪が残っています

2012年5月20日日曜日

巨大湖の出現

大台スキー場中腹の駐車場から

 今日、大台スキー場で自然観察を行い、山菜と毒草について学習しました。定番のワラビのほかヒデコ(シオデ、タチシオデ)などが採集できました。観察のコースはスキー場の管理道路を登り、カタクリ園周辺とオリエンテーリングコースが主でした。天気がよく、少し汗ばむ気温でした。
 横手盆地は田植えが始まり、湖のようなっています。その湖に民家が島のように浮かんでいます。仙北湖と九十九島の出現です。この光景は、田植えの時期10日間ほどしか見られません。田植えが終わると数日で緑の平原になってしまいます。特に夕暮れの頃は、水面にお日様の光が反射しキラキラ輝きます。
 この頃の夜景も絶品です。都会の夜景のような派手さはありませんが、薄明かりの水面の中に民家の灯が点在し落ち着いた美しさです。大曲と長野、角館周辺の明かりが一際目立ちます。この夜景の美しさは意外と知られていません。機会があったらぜひご覧ください。大台スキー場の管理道路は急で狭いですから、気を付けて運転してください。散歩を兼ねて下から歩くのもよいかと思います。

2012年5月17日木曜日

真昼岳赤倉コース整備

ブナ林の奥に残雪があり、その雪上でブナが芽吹いていました。

 真昼岳の赤倉コースを整備しました。今年の大雪と4月の爆弾低気圧で多くの木が倒れ、登山道が被害を受けました。雪崩によって登山道が崩壊した所は、ステップを刻み歩けるようにしました。登山道を塞いでいた大雪と風によって倒れた木は処理しましたので、歩きやすくなりました。
 登山道に残っていた雪は、ほぼ消えましたので、ルートファイデングの必要はありません。尾根付近では、オサバグサの蕾が確認できました。5月24日は、太田公民館の登山教室ですが、それまでには咲き始めると思います。音動岳のシラネアオイも満開は無理でしょうが、きれいな花が見られると思います。

2012年5月8日火曜日

真昼岳赤倉コース

石台付近の残雪とブナの新緑(淡く透き通るような緑です)

 雪解けは急速に進み、一部に残雪がある程度となりました。残雪は、南沢の奥とブナ林の奥、ヤセツルにありますが、迷うことはありません。登山道は荒れている箇所があります。南沢から石台に向かう途中は、雪崩で削られ非常に歩きにくくなっていますし、4月の爆弾低気圧で倒れた木が所々で道をふさいでいます。
 まだ雪がありますので、雪解けを待って今月の中旬には整備をしたいと計画していますので、しばらくお待ちください。それまでは、気を付けて通ってください。雪解けが遅れましたが、音動岳のシラネアオイは5月25日ごろが見ごろと思われます。太田公民館の登山教室は5月24日です。晴れることを願っています。

 お知らせです。5月20日に、大台スキー場周辺で自然観察会を行います。テーマは「食べられる野草と毒草」で、間違いやすい毒草や旬の山菜の見分け方を中心に学習します。定員は20人です。詳しいことは、太田公民館(0187-88-1119)まで尋ねてください。図鑑やルーペなどは、公民館で用意します。

2012年5月2日水曜日

薬師岳情報

薬師岳肩から和賀岳を望む               昨日、甘露水から薬師岳にテープを置いて来ました。甘露水から滝倉の水場までは、2箇所ほど残雪で登山道が隠れていますが、テープを頼りに進むと迷うことはないと思います。随所で4月の爆弾低気圧によって倒された倒木が、道をふさいでいます。登山道の雪が消えたら処理をしますのでしばらくお待ちください。
滝倉から倉方たまでは、残雪が多く登山道は出ていません。テープか地形図が頼りです。残雪は雪渓の様になっていますので、沈むことはありませんが滑って登りにくくなっています。私は、この時期、アイゼンとピッケルを使っています。楽に登れます。水場から避難小屋跡までの間に大きな2本の倒木があります。迂回する場合、滑らないように注意してください。今年は、残雪の上のブナの新緑を楽しむことができるかもしれません。
 倉方から上の三本ツルの雪庇は、崩落しましたが、残雪がまだあり滑りやすくなっていますので、安全のため必ず倉方を経由してください。登山道はほぼ出ていますが、薬師岳肩への急登の手前が雪に覆われていますし、薬師岳頂上直下にも残雪があります。
 登山道が完全に出るのは、今年は5月の下旬でしょう。

2012年4月30日月曜日

真木林道情報

真木林道は袖川まで開通してますが、その奥は残雪が多いためまだ除雪をしていませんので通れません。除雪は、連休明けになる予定です。
 登山口休憩所の冬囲いをはずし、水を流しましたので利用できます。周りにはまだ残雪が多く、明日から5月とは思えません。
 真木渓谷の入り口では、オオヤマザクラが咲き始めました。ヤナギ類の柔らかな緑と一緒になって、芽吹きの美しさが一層強調されています。大台スキー場のカタクリ園は、今が見頃です。キクザキイチリンソウも多くあり、早春の花が楽しめます。


カタクリとオオヤマザクラ




カタクリは今が見ごろ
 ヤセツルからみた真昼岳(残雪が多い)  
4月29日、真昼岳を巡回して来ました。南沢は残雪が多く時々雪を踏み抜くような状態でしたが、雪崩の心配はなくなりました。南沢の奥から峰越ルートとの合流点までは、残雪でほとんど登山道はでていません。ブナ林の一部で登山道が出ていますが、急激に雪が消えています。ゴールデンウィークの終わりごろは大分雪が消え、登山道が出ると思いますが、ルートファインディングを要求される所も多いと思います。
ヤセツルの雪は消えて来ましたが、まだエッジ状の馬の背になっていますので、滑落しないよう注意してください。登山道が出て安心して通れるようになるには、もう一週間後でしょう。
早春の花も咲き始め、新緑が始まりました。昨日は気温が高く、朝は開いていなかった木々の芽が帰りには瑞々しく柔らかな葉を開き、陽光に光っていました。今年は、残雪が多いため、雪の中で芽吹くブナを見ることができるかもしれません。楽しみです。

2012年4月28日土曜日

真木林道情報

 真木林道が開通しました。しかし、今年は残雪が多いため、袖川までの開通です。その奥は、連休明けになります。袖側園地から駐車場までは歩いて40分から1時間ほどですので、行動時間を計算する際参考にしてください。
 30日に登山口休憩所の冬囲いを取り払い、水を流す予定です。5月1日か2日には、登山道に沿って薬師岳までテープを置く予定です。倉方からの三本ツルには、雪庇があり崩落の危険があると思いますので、薬師岳へは直登できません。必ず倉方を経由してください。また、去年までに置いたテープが所々に残っていますので、参考にしてください。
 滝倉の水場から上は、かなりの残雪が予想されます。ピッケルとアイゼンは必要ですし、あれば楽に登れます。

2012年4月20日金曜日

真木林道情報

 真木林道の雪は急激に少なくなっていますが、真木橋までは例年よりもまだ多くの雪があります。山の北斜面にあたるため、なかなか雪が消えません。しかし、アブラチャンの蕾が膨らみ、マルバマンサクが咲いていますし、キブシの花穂も伸びもうすぐ開花です。一部の雪は消えましたが、除雪をしなければ4月中には開通しません。大仙市太田支所では、25日前後から除雪に入るでしょう。
 真木橋から袖川までは、例年並みまで雪が消えました。袖川の手前500mほどが雪が深くなていますが、除雪には差し支えないともいます。この雪の状態では連休までは袖川までの除雪で、その奥は連休明けになるでしょう。
 今日、カンジキの爪を引っ掛け転倒し、運が悪く石に頭をぶっつけて怪我がをしてしまいました。抜糸するまで一週間かかるそうですので、その間少し大人しくしています。真昼の南沢が気になりますが、巡回は一週間後です。みなさんも、アイゼンの爪やかんじきの爪には気を付けてください。

2012年4月18日水曜日

やせつる情報

真昼岳の雪解けは進んではいますが、雪が多かった今年は例年よりも10日ほど雪消えが遅れています。今日は焼山コースを登って来ましたが、尾根は雪解けが進み藪が出て来ましたし、急斜面では雪が消え登りにくくなっています。
 焼山コースでは、焼山からの下りのやせ尾根の雪が消え、藪がでているため歩きにくく危険です。権現沢左岸の尾根は、中腹の急斜面で雪が消え、非常に登りにくくなっています。今年は焼山コースは終わりでしょう。次回は、南沢と赤倉沢の間の尾根を登る予定です。南沢は数箇所雪崩れる所がありますので、まだ危険ですから入らないでください。雪崩の危険のない沢の入り口付近で、尾根へ登ってください。奥へ入ると雪崩の危険がありますので4月下旬までは、入らない方が賢明かと思います。
 ヤセツルは、まだ雪庇がエッジ状になっており、雪庇の下の東斜面を横切りました。ピッケルとかんじきやアイゼンが必要です。ピッケルがなければ支点の確保が難しく、滑落の危険があります。その先の西斜面も吹きあがる風でザラメの下は凍っています。カンジキの爪でも効きますが、安全のためにはアイゼンが良いかと思います。今日、2回轟音とともに雪崩を目撃しました。雪崩の後は黒い山肌が出ていました。

2012年4月11日水曜日

真木林道の状況

4日の爆弾低気圧の爪跡

 真木林道の雪は、例年の3月末ごろの状態です。一部雪の消えた個所もありますが、ほとんどは雪に埋もれています。しかし、雪解けはこれから気温が上がりますので、急激に進むと思います。釣り人がつぼ足で歩いた跡がありましたが、かなりぬかって歩きにくそうに見えました。まだカンジキやスノーシューは必要なようです。
 林道の除雪作業は、今年は4月の25日前後になると思います。今日の雪の状態から判断すると、除雪は袖川の駐車場までで、その奥は、5月の連休明けになるでしょう。しかし、これからの天気次第では登山口の小屋まで開通するかもしれません。
 4月4日の嵐で倒れたキタゴヨウが、切り通しの手前で林道を塞いでいます。山の中にも嵐で倒された木が所々に見えます。登山道も風倒木で塞がれている可能性もありますので、林道が開通したらすぐに巡回します。
 なお、峰越林道は去年の6月の大雨で路肩が崩れ、通行止めとなっていますが、工事が終わり開通するのは秋になりそうです。紅葉までは開通するでしょう。

2012年4月5日木曜日

春の嵐

4月3日の夜から4日にかけて、暴風雨となりました。台風の暴風は2、3時間で峠を越えますが、爆弾低気圧の暴風でしたので半日ほど吹き荒れました。農業用ビニールハウスと作業小屋が被害を受けました。今日は、雨がなく乾いた状態であれば、ビニールハウスの補修です。幸い中のナチュラルガーデン用の苗やカトレア、オドントグロッサムは、無事でした。後片付けには、時間がかかりそうです。
 この暴風雨で、山は雪崩が起きていると思われます。暴風の後片付けで山へ入るのは、来週になりうそうです。雪解けが進むと雪崩が起きやすくなります。山へ入る場合は、沢は危険ですので尾根を利用してください。

2012年3月30日金曜日

真木林道情報

 雪下し前のトイレ

 3月29日、小路又(こじまた)のトイレと登山口の小屋の様子を見て来ました。小路又のトイレは、2m近い雪を載せていましたので、雪を下ろして来ました。
 林道の雪のは、ザラメ状態に数日前に降った雪が腐り、重く歩きにくく時間がかかりました。雪解けも例年よりも10日以上は遅れています。それでも南斜面では、木の周りの雪は解け土の出ている所もあります。

キブシの蕾が長く伸びて来ましたし、マンサクは間もなく咲きそうです。例年であれば今頃は咲いていますが、今年は寒気が強かったため遅れているようです。
 春山の季節となりましたが、雪崩の季節でもあります。今年は雪が多いため、特に注意が必要です。沢には入らないで尾根を利用してください。


雪下し後のトイレ

2012年3月23日金曜日

真昼岳の写真の追加


 20日に焼山コースを登りましたが、同行者から真昼岳の写真が送られて来ました。とてもよい写真ですので公開します。モデルは私です。

2012年3月20日火曜日

焼山コース情報

ヤセツルの雪庇

 今日の焼山コースは、風が強く寒さが身にしみました。所々寒風で堅雪状態で、カンジキの爪が効かない場所があり少し苦労しました。雪はザラメ状になっていましたが、夜に降った雪が積もり滑りやすくなっていました。陽射しがなく強い寒風で、耳が痛くなりました。焼山の下りでは、足場が悪くピッケルでステップを刻んで通過した所もありました。
 ヤセツル付近では、時折陽射しものぞき純白に雪化粧した真昼岳を見ることができました。ヤセツルには雪庇が発達しており、落ちるまでは下を通るのは危険です。雪庇の上は、馬の背で通ることは難しそうでした。3月の末ごろには、通れるようになるでしょう。その頃は、頂上を目指したいと思います。

 帰りは焼山のやせ尾根が危険でしたので、ゴンゲン沢左岸の尾根を下りました。急斜面で一部が凍っていましたのでかなり気を使いました。全体的に雪の状態は、例年の3月初めの状態です。4月の中旬までは、春山を楽しめそうです。
 赤倉沢林道は、登山口の手前の雪がまだ残っていますので雪崩ます。今週いっぱいは入らない方が賢明かと思います。太平山の作業道を利用してください。


純白に雪化粧した真昼岳

2012年3月13日火曜日

真木林道情報

 大倉岩からみた甲山(曲がり甲)

 真木林道の雪解けは急速に進んでいます。真木橋付近での積雪は、例年よりは多いですが去年よりは少なくなっています。雪質もザラメ状で雪解けが進んでいます。奥はまだザラメ状にはなってはいませんが、積雪は随分と少なくなって来ました。
 今頃から全層雪崩が起こりますが、真木林道では2箇所ほど注意が必要です。袖川の奥の左岸のヘアーピンの雪は滑り安全になりましたが、その奥に2箇所滑りそうな所があります。林道を越え、谷間で雪崩れる可能性がありますので、緩んだ時には注意が必要です。今週中には雪崩れると思いますが、天気の具合でどうなるかわかりません。
 真木林道の開通は例年よりも少し遅れるとは思いますが、4月の下旬までには袖川までは通行できるようになるでしょう。