2012年4月30日月曜日

真木林道情報

真木林道は袖川まで開通してますが、その奥は残雪が多いためまだ除雪をしていませんので通れません。除雪は、連休明けになる予定です。
 登山口休憩所の冬囲いをはずし、水を流しましたので利用できます。周りにはまだ残雪が多く、明日から5月とは思えません。
 真木渓谷の入り口では、オオヤマザクラが咲き始めました。ヤナギ類の柔らかな緑と一緒になって、芽吹きの美しさが一層強調されています。大台スキー場のカタクリ園は、今が見頃です。キクザキイチリンソウも多くあり、早春の花が楽しめます。


カタクリとオオヤマザクラ




カタクリは今が見ごろ
 ヤセツルからみた真昼岳(残雪が多い)  
4月29日、真昼岳を巡回して来ました。南沢は残雪が多く時々雪を踏み抜くような状態でしたが、雪崩の心配はなくなりました。南沢の奥から峰越ルートとの合流点までは、残雪でほとんど登山道はでていません。ブナ林の一部で登山道が出ていますが、急激に雪が消えています。ゴールデンウィークの終わりごろは大分雪が消え、登山道が出ると思いますが、ルートファインディングを要求される所も多いと思います。
ヤセツルの雪は消えて来ましたが、まだエッジ状の馬の背になっていますので、滑落しないよう注意してください。登山道が出て安心して通れるようになるには、もう一週間後でしょう。
早春の花も咲き始め、新緑が始まりました。昨日は気温が高く、朝は開いていなかった木々の芽が帰りには瑞々しく柔らかな葉を開き、陽光に光っていました。今年は、残雪が多いため、雪の中で芽吹くブナを見ることができるかもしれません。楽しみです。

2012年4月28日土曜日

真木林道情報

 真木林道が開通しました。しかし、今年は残雪が多いため、袖川までの開通です。その奥は、連休明けになります。袖側園地から駐車場までは歩いて40分から1時間ほどですので、行動時間を計算する際参考にしてください。
 30日に登山口休憩所の冬囲いを取り払い、水を流す予定です。5月1日か2日には、登山道に沿って薬師岳までテープを置く予定です。倉方からの三本ツルには、雪庇があり崩落の危険があると思いますので、薬師岳へは直登できません。必ず倉方を経由してください。また、去年までに置いたテープが所々に残っていますので、参考にしてください。
 滝倉の水場から上は、かなりの残雪が予想されます。ピッケルとアイゼンは必要ですし、あれば楽に登れます。

2012年4月20日金曜日

真木林道情報

 真木林道の雪は急激に少なくなっていますが、真木橋までは例年よりもまだ多くの雪があります。山の北斜面にあたるため、なかなか雪が消えません。しかし、アブラチャンの蕾が膨らみ、マルバマンサクが咲いていますし、キブシの花穂も伸びもうすぐ開花です。一部の雪は消えましたが、除雪をしなければ4月中には開通しません。大仙市太田支所では、25日前後から除雪に入るでしょう。
 真木橋から袖川までは、例年並みまで雪が消えました。袖川の手前500mほどが雪が深くなていますが、除雪には差し支えないともいます。この雪の状態では連休までは袖川までの除雪で、その奥は連休明けになるでしょう。
 今日、カンジキの爪を引っ掛け転倒し、運が悪く石に頭をぶっつけて怪我がをしてしまいました。抜糸するまで一週間かかるそうですので、その間少し大人しくしています。真昼の南沢が気になりますが、巡回は一週間後です。みなさんも、アイゼンの爪やかんじきの爪には気を付けてください。

2012年4月18日水曜日

やせつる情報

真昼岳の雪解けは進んではいますが、雪が多かった今年は例年よりも10日ほど雪消えが遅れています。今日は焼山コースを登って来ましたが、尾根は雪解けが進み藪が出て来ましたし、急斜面では雪が消え登りにくくなっています。
 焼山コースでは、焼山からの下りのやせ尾根の雪が消え、藪がでているため歩きにくく危険です。権現沢左岸の尾根は、中腹の急斜面で雪が消え、非常に登りにくくなっています。今年は焼山コースは終わりでしょう。次回は、南沢と赤倉沢の間の尾根を登る予定です。南沢は数箇所雪崩れる所がありますので、まだ危険ですから入らないでください。雪崩の危険のない沢の入り口付近で、尾根へ登ってください。奥へ入ると雪崩の危険がありますので4月下旬までは、入らない方が賢明かと思います。
 ヤセツルは、まだ雪庇がエッジ状になっており、雪庇の下の東斜面を横切りました。ピッケルとかんじきやアイゼンが必要です。ピッケルがなければ支点の確保が難しく、滑落の危険があります。その先の西斜面も吹きあがる風でザラメの下は凍っています。カンジキの爪でも効きますが、安全のためにはアイゼンが良いかと思います。今日、2回轟音とともに雪崩を目撃しました。雪崩の後は黒い山肌が出ていました。

2012年4月11日水曜日

真木林道の状況

4日の爆弾低気圧の爪跡

 真木林道の雪は、例年の3月末ごろの状態です。一部雪の消えた個所もありますが、ほとんどは雪に埋もれています。しかし、雪解けはこれから気温が上がりますので、急激に進むと思います。釣り人がつぼ足で歩いた跡がありましたが、かなりぬかって歩きにくそうに見えました。まだカンジキやスノーシューは必要なようです。
 林道の除雪作業は、今年は4月の25日前後になると思います。今日の雪の状態から判断すると、除雪は袖川の駐車場までで、その奥は、5月の連休明けになるでしょう。しかし、これからの天気次第では登山口の小屋まで開通するかもしれません。
 4月4日の嵐で倒れたキタゴヨウが、切り通しの手前で林道を塞いでいます。山の中にも嵐で倒された木が所々に見えます。登山道も風倒木で塞がれている可能性もありますので、林道が開通したらすぐに巡回します。
 なお、峰越林道は去年の6月の大雨で路肩が崩れ、通行止めとなっていますが、工事が終わり開通するのは秋になりそうです。紅葉までは開通するでしょう。

2012年4月5日木曜日

春の嵐

4月3日の夜から4日にかけて、暴風雨となりました。台風の暴風は2、3時間で峠を越えますが、爆弾低気圧の暴風でしたので半日ほど吹き荒れました。農業用ビニールハウスと作業小屋が被害を受けました。今日は、雨がなく乾いた状態であれば、ビニールハウスの補修です。幸い中のナチュラルガーデン用の苗やカトレア、オドントグロッサムは、無事でした。後片付けには、時間がかかりそうです。
 この暴風雨で、山は雪崩が起きていると思われます。暴風の後片付けで山へ入るのは、来週になりうそうです。雪解けが進むと雪崩が起きやすくなります。山へ入る場合は、沢は危険ですので尾根を利用してください。