2020年7月31日金曜日

真昼山の大雨の影響


 真昼山地は7月28日、大雨が降りアクセス道路や登山道に影響が出ています。

 林道の状況
 
 ・真木林道  数箇所に沢から土砂の流出があり、また、洗掘があり通行止めです。復旧工事の準備をしています。来週の半ばには開通すると思われます。
 ・峰越林道  洗掘や落石などで通行止めです。現在、被害の調査中です。
 ・赤倉沢林道  登山口の手前に小さな地滑りがあり、通行に注意が必要です。また路面が洗掘されていますので、車高の低い車は注意が必要です。

 登山道の状況

 登山道の一部にも影響が出ました。

 ・赤倉コース  南沢が大きな被害を受けました。南沢の登山道の半分以上が流失してしまいました。上級者以外の方は当分の間、利用を控えた方がよいかと思います。来週中にはペンキでマーキングをする予定です。
 ・大浅沢新道  大浅沢の右岸がの一部が、崩落しました。崩落部分を高巻きして通ることもできますが、対処を検討中です。

2020年7月25日土曜日

薬師岳・甲分岐の刈り払い状況


 真昼山地は、梅雨末期のぐずついた天気が続いています。

 好天が続かず、人手も確保もままならず、薬師岳肩から甲分岐までの刈り払いが遅れています。現在の刈り払い地点です。
薬師岳肩方面  大甲手前の最低鞍部付近を刈り払い中。
甲方面     甲と大甲の最低鞍部に向けて刈り払い中。
 10日間の予想天気図を見ると、真昼山地は30日か31日頃に梅雨明けが期待できそうです。天気に恵まれれば、人手にもよりますが5日あれば開通できそうです。お盆前には開通させたいと思っています。

2020年7月19日日曜日

後立山連峰南部情報


 7月19日から7月22日の予定で、後立山南部、扇沢から種池山荘、鳴沢岳、針ノ木岳、蓮華岳、船窪岳、烏帽子岳、七倉の縦走を計画し、山小屋を予約しました。18日の高速バスで出発の予定でしたが、朝に船窪小屋と烏帽子小屋から連絡がありました。
 針ノ木岳付近と不動岳、南沢岳付近で登山道の崩落があり、通行できないという連絡でした。剣岳から西銀座、裏銀座、後立山連峰の縦走の内、この部分を走破すると剱岳から薬師岳、三俣蓮華岳、烏帽子岳、鹿島槍ヶ岳、白馬岳、栂池がつながります。残念です。来年再挑戦します。

 今年は、コロナ対策として北アルプスの山小屋では、利用者の大幅な制限をしています。また大雨で、登山道が被害を受け通行の難しい箇所もあるようです。小屋やテン場を利用する方は、予約が必要なようです。事前に山小屋に確認をしてください。

真昼山地縦走路情報


 真昼山地はすっきりしない天気が続いています。今朝も雨が降っています。

 現在の和賀岳から薬師岳、真昼山、女神山の縦走路の整備状況と予定をお知らせします。

 ・薬師平から小杉山  一部ササが濃くなっている箇所があります。花の季節が終わる8月下旬から9月上旬に刈り払いを行う予定です。

 ・薬師岳肩から甲分岐(トレランコースまで) 天候不順と人手不足で遅れています。7月末の終了を目指しています。大甲前後が残っています。現在、上級者でなければ難しい状況です。

 ・水無沢分岐から峰越林道  7月18日に作業終了しました。

 真昼山地の縦走路の内、残るのは大甲の前後です。紅葉の始まるころには整備が終了すると思われます。ブナの美しい縦走路です。楽しんでください。 


2020年7月6日月曜日

薬師岳、和賀岳ニッコウキスゲ情報


 週間天気図を見ると、週末から梅雨末期のような天気図です。今年の梅雨明けは早まるでしょうか。

      

 真昼山地では、夏の花が咲き始めました。今年はコバイケイソウの花が多く咲いています。薬師岳と和賀岳の花情報をお知らせいたします。


・薬師岳西斜面のお花畑   ニッコウキスゲ、イブキトラノオが咲いています。
    ニッコウキスゲ:三分咲き   見ごろは今週末
    イブキトラノオ:五分咲き   見ごろは週末から
  そのほかオオカサモチやハクサンボウフウが咲いています。  写真上は18年の薬師岳西斜面のニッコウキスゲ                 

・薬師岳から和賀岳の尾根  ニッコウキスゲとハクサンボウフウの見ごろです。大鷲倉の南斜面はコバイケイソウの群落が見事です。和賀岳までニッコウキスゲとハクサンボウフウの中を歩きます。足元にはオノエランが可憐に咲いています。

・和賀岳山頂お花畑:ちらほらニッコウキスゲが咲き始めました。、コタヌキランはみごろです。    

 見ごろは、15日以降でしょうか。ムカゴトラノオ、ウスユキソウが咲き始め



写真左:18年の和賀岳山頂