2011年8月30日火曜日

秋田駒ケ岳・乳頭山縦走


乳頭から岩手山の眺め

 秋田駒ケ岳から乳頭山(烏帽子岳)を縦走して来ました。花は、秋の花が中心で大分少なくなって来ていました。ミヤマリンドウやハクサンシャジン、エゾオヤマリンドウの青い花のほか、ウメバチソウの白い花、ミヤマアキノキリンソウやキオンの黄色い花が目立ちました。9月の中旬を過ぎるとこの山は、紅葉が始まります。湿原のでは、もう草紅葉が始まっている所もありました。
 真昼山地の山は、激しく浸食されたやせ尾根の険しい山容ですが、この地域の山は、おおらかな山容をしています。また、千沼が原のような池塘が所々に見られ湿原の植物も多く見られます。八甲田山の毛無岱なども多く池塘がありよく似ています。今日は、平日で登山者も少なく、縦走路は貸し切りの状態でしたので、静かに初秋の山を楽しんできました。


乳頭山頂から田代平山荘方面  オオシラビソ(アオモリトドマツ)が美しい

2011年8月28日日曜日

甲コース情報

 昨日、甲コースの刈払いの準備をして来ました。薬師分岐から大甲方面への下りの登山道が、ムツノガリヤスやヨツバヒヨドリで足元が見えにくくなっています。また藪が濃くなった箇所もありましたので、少し整理をして来ました。8月も末になり、花も十分に生長し種を着けましたので間もなく刈払いをする予定です。来週中には、整備にかかれそうです。秋が深まり、朝露が濃くなる前に整備は終わると思います。
 山の花は、間もなく終わりです。現在薬師岳付近のお花畑は、タムラソウとハクサンシャジンが見頃です。ベニヒカゲも飛び交っています。この高山蝶は、秋田県の許可がなければ採集できませんので注意してください。見た目は地味な蝶ですが、メスの斑紋はきれいです。
 間もなくウメバチソウが見ごろとなり、エゾオヤマノリンドウが咲き始めると山は一気に紅葉へと向かいます。

2011年8月26日金曜日

今日もアブに襲われました


 兎平分からの真昼岳南峰  30分ほどの急登があります


 今日は気温が上がり30度を超えましたが、空気が乾いているため蒸し暑くはありません。どことなく秋の気配が漂っています。善知鳥コースのじゃまな木を処理して来ました。
 向沢は、まだアブが大発生しています。ヤマトアブとシロアブがほとんどです。ヤマトアブは黄色の大型のアブで、シロアブは黒くヤマトアブよりも一回り小さいアブです。顔や腕に体当たりして来ます。前回と同じように白いタオルを頭からかぶり、顔の両側でゆらゆらさせたら顔は攻撃して来ませんでした。アブがいることは清流の証拠とはいっても、血を吸われると痛いし腫れて痒くなりましので閉口します。

 向沢の草刈りをしましたので歩きやすくなりました。目印のペンキが薄くなったり、ペンキの着いた岩が流されたり埋もれたりしましたので、近日中に再度マーキングします。山は、もう秋の風が吹いています。


 兎平からの女神山   ブナ林のきれいな山として知られています。7月に刈払いをしましたので、歩きやすくなっています。

2011年8月25日木曜日

奥羽山荘ナチュラルガーデン


 奥羽山荘もみじ庵のナチュラルガーデンは、イヌラを中心にバーベナ、キバナコスモス、ミソハギなどが咲いて夏の花の見頃です。去年から作り始めましたが、まだ生育にむらがあり完成ではありませんが、見られるようになりました。さらに、補植などをしながら来年には、完成させたいと思います。
 これから秋にかけて、数種類のコスモスと西洋フジバカマが咲いてきます。ノコンギクやエゾノコンギクなどの野生ギクが咲くと秋も終わり冬を迎える頃となります。来年の春になりますと、原種のチューリップやチオノドクサなど春の花が咲きます。
 春から秋まで多くの花が楽しめるように設計しました。この庭で、去年からナチュラルガーデンの講習会を開き、受講生の方々と一緒に世話をしています。来年はもっと多くの花が咲くことを願っています。50を超える属の110品種以上の花が植えられています。機会がありましたらご覧ください。



 お盆以降、家業で忙しいのと天候が悪く、山の上まで巡回していません。明日は、真昼岳善知鳥コースの支障木の処理をする予定です。土曜日は、同じように甲コースの整備をする予定を立てています。


 

2011年8月19日金曜日

真木林道情報

 秋田県の南部は、前線の影響で8月16日以降大雨が続いています。真木林道は、雨で路面が洗われ一部荒れてはいますが駐車場まで通行できます。車高の低い車は、「白滝」と「ももし坂」の間が少し荒れていますので注意して走行してください。
 今日からは、天気図を見ますと前線が南下して北の高気圧が秋田県地方へ南下するようです。今朝は、少し肌寒く感じるような気温です。予報では日中もあまり気温は上がらないようです。ようやく真昼山地は、初秋の気配が漂い始めたようです。暑さも和らぎ、楽しい登山の季節到来です。
 お花畑では、ハクサンシャジンとアキノキリンソウが見ごろと思います。トウゲブキは、おわりに近付いているのではないでしょうか。薬師岳西斜面では、タムラソウが見ごろを迎えていると思います。ベニヒカゲが乱舞していることでしょう。高山蝶なので、ぜひしっかりと観察してください。特にメスの翅の斑紋は、地域によって特徴があり、産地を決める目安となっています。

2011年8月7日日曜日

甲コース情報

 甲コースは、薬師分岐付近から大甲の間が、歩きにくくなっています。ムツノガリヤスやヒトツバヨモギ、イブキゼリなどのほか、ナンゴクミネカエデやシナノキが、繁茂し足元が良く見えません。昨年刈払いをしましたが、灌木の処理まではしませんでしたので、花の季節が終わる今年の秋に再度、灌木の処理ができないか太田支所にお願いをしたいと思います。
 標高が低く日当たりのよい場所は、植物が茂りやすく、すぐに足元が見えにくくなります。植物の保護のために花の生育期間の刈払いは避けていますので、この時期は、慎重に行動してください。
 このコースは、薬師岳から和賀岳までの山並みを一望できるほか、小鷲倉の沢に懸かる数条の滝が見られ、足元から流れ落ちる水音が聞こえてきます。また、甲分岐付近からは、マッターホルンのような甲(曲がり甲)が見られ、高山的な雰囲気が味わえます。付近には、小さなお花畑もあり、多くの花を楽しむことができます。

2011年8月5日金曜日

善知鳥口情報


 真昼南峰のお花畑
 奥羽山荘もみじ庵にナチュラルガーデンを作っています。お手本は、野や山のお花畑です。この南峰のお花場も私には、よいお手本です。まさに、真昼山のナチュラルガーデンです。


 善知鳥口は、川原歩きのコースです。大雨によってコースが変化しますが、基本的には沢コースのほとんどは、右岸(下流に向かて右)にあります。もし、コースを見失ったら、右岸を探してみてください。一度は、草刈りをしましたが、また草が伸びてきて足元が見えなくなっている箇所もあります。今月の下旬ころに、刈払いをお願いしようかと思っています。マーキングしたペンキも見えにくくなって来ましたので、もう一度マーキングしますので、しばらくお待ちください。
 松坂口からは、刈払いが終わりましたので歩きやすくなっています。また、兎平分岐から女神山までの刈払いも終わりました。真昼岳本山までは、定期的に整備されていますので快適に歩けます。南峰付近は、花で足元が見えにくくなっています。
 南峰のお花畑(秘密の花園)は、今が一番の見頃です。タカネナデシコ、ウスユキソウ、真昼の名花ヤマルリトラノオ、マルバキンレイカなどが今盛りです。天上の風のガーデンです。今日も、しばらくボケーとして、見とれて来ました。