2016年12月22日木曜日

真木林道情報

 金曜日に降った雪はだいぶ解けましたが、真木林道は雪で通行できません。車高が高く、四輪駆動車であれば、真木橋まで通行可能ですが、23日の夜から24日にかけて大雪の予報ですから、土曜日からは完全に通行不能となると思います。

 昨日は登山口小屋まで巡回して来ましたが、林道の雪は思ったより少なく往路はスノーシューを着けましたが、帰りはツボ足でした。小さな雪崩が2箇所ありました。

 この時期に真昼岳の赤倉コースを登る方がいますが、雪崩が始まっています。尾根を登ってください。

2016年12月12日月曜日

アクセス道路の状況

 真昼山地は積雪期となり、厳冬期の装備が必要です。11日に降った雪で、アクセス道路は来年の雪解けまで通行できません。

また、谷筋では表層雪崩が起こりますので沢には入らないでください。尾根を登ってください。真昼岳は、焼山コースか大浅沢右岸コースがお勧めです。

 ヤセツルはこれからナイフリッジになりますが、雪庇はあまり発達しません。門の又沢側は急斜面となって滑落の心配がありますが、大浅沢側は比較的緩やかで、コースも見つけやすいです。今まで雪庇が発達して崩落したことは、ありません。

 横手盆地から吹き上げる風が強いですから、ヤセツルから上の西斜面がアイスバーンになりますので、ピッケルとアイゼンは必要です。スノーシューでの登りは難しくなります。

 写真は冬のヤセツルです

2016年12月9日金曜日

真木林道情報

 真昼岳も積雪期になりました。真木林道は今年の復旧工事は終わりました。来年は、袖川の奥で復旧工事が行われます。

 袖川より奥は、積雪で通行できません。登山口の小屋は冬囲いをしました。真木林道が開通する4月の中旬頃に小屋を開けます。また、小屋を開けると甘露水口から薬師岳まで、フラッグを立てます。倉方から薬師岳の肩までの三本ツルの東斜面では、雪庇の崩落がありますので危険ですので、入らないでください。必ず倉方へ回ってください。

2016年11月25日金曜日

真木林道情報


 真昼山地も冬到来です。4箇所で行われていた復旧工事は3箇所で終わり、間もなく今年の工事はすべて終わります。山の上部ではもう根雪です。

 

24日に登山口の小屋を冬囲いしました。水も止めました。非常の場合は入口の囲いは簡単に外れますので、中に入れます。

 昨日は冷え込んだため、きれいな霧氷ができました。

2016年11月19日土曜日

水無沢コース情報


 真昼山地は間もなく根雪です。

 和賀岳及び白岩岳から女神山までの縦走路のエスケープルートとしても使われている水無沢コースは急登で狭い箇所もあり、う回路が検討されていましたが、新しいコースのめどがたちました。今年のコース整備は雪で無理ですが、来年の雪解けを待って整備にかかりたいと計画しています。

 今年計画されていた甘露水口のコースと錫杖の森から小杉山間、薬師分岐から甲分岐までの刈り払いも来年に延長になりました。林間のコース整備は雪解けを待って行いますが、尾根のお花畑のあるコースは、花の時期が終わる8月の下旬に行う予定です。

 来年は真昼山地トレイルランニング大会も予定されていますので、このコースの整備も行う予定です。

2016年11月14日月曜日

真昼岳赤倉コース情報


 真昼山地の麓でも積雪がありましたが、現在は消えています。峰越林道は積雪のため、通行止めになっていますが、赤倉沢林道は通れます。


 
赤倉コースは、ヤセツルまで一部に雪が残っていますが問題なく歩けます。ヤセツルから上はまだ雪が残っていますが、歩けます。昨日は冬用の靴で登りましたが、暑く感じましたので、夏用の靴でも問題ないと思います。


 山は冬枯れで、雪を待つ状態です。冬用の装備で登ってください。峰越林道は積雪が解けずに通行止めです。このまま来年の6月まで通行止めとなるでしょう。


 冬枯れのブナ林

2016年11月12日土曜日

アクセス道路の状況


真昼山地の麓でも初雪が降り、積雪となりました。現在は林道はすべて雪で通行できません。




 真木渓谷入り口付近




 峰越林道は、今回の雪で根雪となるでしょう。赤倉沢林道は、明日には通行可能となると思われます。13日の日曜日には、赤倉コースを巡回する予定です。真木林道は、袖川までは入れますが、奥は積雪で通行できません。




 真木林道は、今日明日の天気で登山口まで通行できるようになると思いますので、小屋を閉める準備にかかり、下旬には冬囲いを終わらせたいと計画しています。





  真木渓谷では名残の紅葉に雪が降りました

 

2016年11月5日土曜日

真昼山地も雪の季節になりました



 真昼山地で初雪が積もりました。2日に和賀岳の冠雪を確認しましたが、初冠雪は10月下旬ではなかったかと思います。4日には標高800m付近にも雪が積もりました。

 
 真木渓谷の紅葉は入り口付近で見ごろですが、真木橋から奥はなごりとなっています。4日の巡回で、名残の紅葉と尾根筋の雪を楽しむことができました。


 登山口の小屋は、11月の下旬には冬囲いをし、水を止めます。



 真木林道の今年の分の復旧工事は、最後の仕上げに入っています。間もなく雪に埋まります。

 小路又付近から名残の紅葉と大甲山


 

2016年10月29日土曜日

大台山炭焼沢口情報

 真昼山地の真木渓谷と川口渓谷の間に、スキー場のある大台山(813.7m)があります。学校登山などで親しまれた山でしたが、近年は登山者が少なくなり登山道も荒れて来ました。コースは、大台スキー場から茶臼山都の鞍部を経由するコース(スキー場コース)と川口林道から兎岱鞍部を経由するコース(川口林道コース)、また川口渓谷炭焼沢の奥から川口林道口コースと合流するルート(炭焼沢コース)があります。
 この内、炭焼沢コースは、森林事務所の作業道が作られ従来のコースと少し違うコースとなりました。また新しく作業道が作られたため、タニウツギやモミジイチゴ、クマイチゴが繁茂し、非常に歩きにくくなっていました。

 この炭焼沢コースの刈り払いを行い、川口登山口までつながりました。もう一日かけて、仕上げる予定ですが問題なく歩けます。また、スキー場コースの内、スキー場から茶臼山分岐までの区間がわかりにくい状態となっているため、11月上旬に刈り払いを行います。


 川口渓谷の奥には川口鉱山がありました。掘り出した鉱石は荷車で麓まで運ばれました。この運搬道路が一部残っています。この道路も刈り払いを行い復活させました。


 どのコースも晩秋から初冬のブナ林を楽しめるお勧めのコースです。雪に閉ざされる12月上旬まで、歩けますので、冬枯れのブナ林を散策してみませんか。

2016年10月25日火曜日

真木林道情報



 真昼山地は紅葉が見ごろとなり、季節は晩秋へと向かっています。真木渓谷は、袖川付近の紅葉が見ごろです。災害復旧工事は続いていますので、通行には注意してください。


小路又橋手前の黒滝

 

2016年10月23日日曜日

川口渓谷紅葉情報




 真昼山地は夜は冷え込むようになり、紅葉前線も渓谷まで降りて来ました。22日に川口渓谷紅葉と滝めぐりハイキングが行われました。

 

猿倉付近の紅葉


 

 川口渓谷のゲート付近は、まだ3分ほどの紅葉ですが、二股付近は5分、猿倉の滝から奥は見ごろとなりました。川口渓谷の紅葉の特徴は、カエデ類の黄色や赤に天然の秋田杉の緑がモザイク模様をなすことです。また断崖や滝もかかり、車道として建設された遊歩道はゆったりと紅葉を楽しむことができます。
 ゲートからつくし森の断崖までは、ゆっくりと歩いて2時間ほどです。帰りは1時間半です。遊歩道から見える滝は、猿倉の滝、ダルマ滝、白糸の滝、桑原(かんばら)の滝、見返りの滝です。二股から見る北ノ股沢の早瀬もビューポイントです。

 


     川口渓谷最大の滝 桑原(かんばら)の滝



 遊歩道の奥には鉱山跡があり、鉱石運搬のための道路がありました。この道路を遊歩道として復活させるため、刈り払いを行います。ブナの美しい散策路です。見返りの滝の付近に出ます。



   遊歩道最後のビューポイント つくし森


2016年10月18日火曜日

真昼岳峰越コース情報

 真昼山地では紅葉が中腹まで降りて来ました。抱返り渓谷、真木渓谷、川口渓谷、大又渓谷では色づき始めました。今月の下旬が見ごろとなりでしょう。

 稲刈りも終わり、横手盆地は大豆刈の最盛期です。真昼岳から見る横手盆地は、輝く黄金色から晩秋の色へと変わって来ました。明け方に気温が下がるため、朝露が濃くなっています。

峰越コースは、9月に整備をしましたので歩きやすく朝露に濡れずに歩けます。16日に峰越コースを巡回して来ましたが、スパッツを着けずに歩いても濡れませんでした。赤倉コースは、南沢で草露で濡れますからスパッツを着けた方が無難かと思います。

 紅葉はブナ林付近まで降りて来ました。22日は川口渓谷の滝めぐりハイキングです。紅葉は5分程度でしょうか。今月の下旬がみごろとなるでしょう。

写真は雲海の横手盆地


 来月の6日には、恒例のナメコの植菌体験と原木栽培のナメコ汁を試食する会が行われます。植菌した榾木(ほだぎ)は、持ち帰れます。参加費は500円です。詳しいことは太田公民館までお問い合わせください。電話0187-88-1119です。

2016年10月5日水曜日

川口渓谷紅葉と瀧めぐりハイキング参加者募集

 
  真昼山地は秋も深まり、尾根では紅葉が見ごろとなりました。大仙市太田支所市民サービス課ではつぎのとおり、川口渓谷の紅葉と瀧めぐりハイキングの参加者を募集しています。


 

い   つ   10月22日、午前 7時に川口渓谷 ゲート前集合。

内   容   ゲートからハイキングしながら、5つの滝と紅葉を楽しみます。

募集定員   先着順に25人です。

申込み     大仙市太田支所市民サービス課 電話 0187-88-11111
 
            見返りの滝

 
 ビューポイントとしてはつぎのような場所があります。

① 天然杉
 オブ山の大杉入り口付近からダルマ滝付近まで

② 5瀑(本)の滝 遊歩道からは5つの滝が見られます。

  猿倉の滝   ダルマ滝  白糸の滝
  桑原(かんばら)の滝  見返りの滝

③断崖
 猿倉の断崖
 つくし森

 猿倉の滝と断崖



 川口渓谷の紅葉は、10月15日頃にはつくし森付近が色づきます。その後順次下流に紅葉前線が下って来ます。
 猿倉の滝付近の見ごろは、10月の25日頃、オブ山の大杉付近は10月の末頃になります。









川口渓谷最大の滝 桑原の滝

2016年10月3日月曜日

川口渓谷情報

  真昼山地の麓では、稲刈りは終盤となり秋が深まっています。真昼岳から見る横手盆地の黄金色の田園風景は、は少し色あせて来ました。


 川口渓谷の災害復旧工事は終わり、遊歩道は安心して散策できます。紅葉の兆しが見えて来ました。オオヤマザクラやカスミザクラが色着き始めました。見ごろは二股出合付近で10月の25日頃、桑原の滝付近では10月20日頃と思われます。

 川口渓谷の奥には鉱山跡があって、終戦頃まで銅の採掘が行われていました。採掘された鉱石は荷車で麓まで運ばれました。この鉱石の運搬道路は長い間放置されていたため、かなり荒れています。昨日(10月2日)、この道路を散策道として復活させるための調査をしました。崩壊している箇所が、数箇所見られましたが刈り払いをすれば、ハイキング道としては利用できます。10月中に刈払ができるように、準備を進める予定です。

2016年9月28日水曜日

羽後朝日岳

 
真昼山地は、秋が深まり羽後朝日岳(地元では朝日畚岳)紅葉が見ごろとなっています。

 アクセス道路の部名垂林道は終点まで通れます。部名垂沢が登山口になります。沢を渡った所から堰堤の作業道が始まりますが、探しにくいですから沢を遡行して最初の堰堤で左岸に登ると作業道に出ます。二の沢出合で部名垂沢に出て進み、テープを頼りに進みます。堰堤を越える道は左岸にあります。登山口の部名垂沢渡渉地点のすぐ下流の堰堤を第一として最終堰堤は15番目になるはずですが、二の沢の出会いから4番目の堰堤が最終堰堤で、左岸にロープが下がっています。
  包丁峰分岐から朝日畚岳

 二の沢畚出合の枯沢の出会いから、核心部が始まります。包丁峰からの沢との出会い、二股出合から急登となり、20m~10mほどの滝を五箇所巻きます。昨日新たに、第二の滝、第三の滝にスタティックロープを置いてきました。滝を巻くのに3~5分ほどかかりますので、人数が多い場合は時間がかかりますので、登山計画を立てる場合は留意してください。

 
朝日畚岳は、川原を歩き涸沢出会いから沢登となります。一般的な登山道はありません。また志渡内畚からの尾根に出ても踏み跡はありますが藪こぎとなります。

 
 ルートして、4コースがあります。最も安全なルートは貝沢から大荒沢岳を経由するコースです。大荒沢からは藪こぎとなります。最も多くの登山者が利用するコースが部名垂沢コースです。その他のコースとして、生保内川源流のコース、堀内沢からマンダの沢コースがあります。体力と経験が必要なコースです。


        二股出合を過ぎて第一番目の滝

 

 和賀岳から治作峠を経て、根菅岳肩、大荒沢岳、朝日畚岳のコースも魅力的です。マイナー十二名山になってからは登山者が多くなりました。上級者向けの山ですので、一般的な登山コースではありません。







朝日畚岳頂上から志渡内畚岳方面  奥は秋田駒ヶ岳から岩手山

2016年9月18日日曜日

真昼岳峰越ルート情報

 峰越ルートの刈り払いが終わりました。頂上まで快適に歩けます。19日には、歩行に邪魔な枝を下す予定です。朝露に濡れずに歩けます。真昼岳は、ウメバチソウとエゾオヤマリンドウが見ごろです。

 
 峰越林道の秋田県側は通行できますが、峠から岩手県側は通行止めです。通り抜けできませんので、注意してください。





 横手盆地も稲刈りが始まり、尾根からは黄金色に染まった田園風景を楽しめます。

2016年9月13日火曜日

真昼岳赤倉コース情報

 
 真昼山地は秋が深まり、朝露が濃くなっています。早朝の登山には、雨具を着けることをお勧めします。特に尾根では、ササが濃くなっていますので朝露で濡れます。ゲイター(ロングスパッツ)では、濡れてしまいますので、雨具がよろしいでしょう。

 石台の手前に倒木がありますが、谷側を簡単に迂回できます。

 現在、峰越口から真昼岳まで刈り払いの準備を進めています。人手を確保でき次第、刈り払いにかかりますのでお待ちください。

 尾根に見られる花は、エゾオヤマリンドウ、ウメバチソウ、アキノキリンソウが主です。


 10月22日に、川口渓谷の紅葉と瀧めぐりトレッキングを計画しています。詳細が決まりましたらお知らせします。定員は20人の予定です。

2016年9月5日月曜日

真昼岳情報


 
 真昼山地は9月になっても暑い日が続いています。しかし、朝晩は涼しくなり、露が降りるようになりました。山の花もウメバチソウとエゾオヤマリンドウ、アキノキリンソウが主なものになって来ました。横手盆地も青々とした田園から黄金色の田園に変わろうとしています。

 

 峰越林道は復旧工事が終わり、峠まで通れるようになりました。峰越口からの登山道は、北ノ股岳までと、赤倉口との合流付近の刈り払いをしましたが、途中はササが濃く足元が見えにくくなっている箇所があります。刈り払いの準備を進めています。

 赤倉コースは石台の手前に倒木がありますが、谷側を迂回できます。その他は問題ありません。


 真木林道と峰越林道が通行規制があったため、計画通りに刈り払いができませんでした。来年の計画も含めて、計画を見直しているところです。

2016年9月3日土曜日

薬師岳情報

 真昼山地は朝晩は涼しくなり、露が濃くなって来ました。しかし、日中は真夏日が続いていますので、熱中症に注意が必要です。

 真木林道の工事は、少し遅れています。登山口小屋の奥の工事は順調です。10月末の完成をめざしています。

 甘露水口の登山道は、今年は車の通行止めとなっているために登山者が極端に少なく、登山道が荒れ気味です。2箇所に倒木がありますが、迂回できますのでフラッグに沿って進んでください。ササで足元が見えにくくなっている箇所がありますので、注意してください。刈り払いの準備をしています。これから朝露が濃くなりますと、雨具を付けた方が快適に歩けるでしょう。

2016年8月22日月曜日

峰越林道情報

 真昼山地は残暑が続いています。

 峰越林道は崖崩れ防止工事は終わりましたが、検査がまだ終わっていませんので通行止めです。間もなく開通するでしょう。
 北の又橋の奥が、先日の雨で洗掘され車高の低い車ですと底をつき、通りにくいでしょう。そのほか、部分的に洗掘され通りにくくなっている箇所があります。開通するまで少しお待ちください。










 稲穂も垂れ始め、秋らしくはなって来ましたが暑い日が続いています。例年ですと9月の下旬頃咲き始めるバンダがもう咲いています。これも暑さのせいでしょうか。

 大曲の花火は、8月の27日の夜です。

2016年8月15日月曜日

真昼岳赤倉コース情報

 真昼山地も暑い日が続いています。昨日、赤倉コースを巡回して来ました。ハプニングがあって、ブナ林の途中で引き返すことになりました。
 
 ちょうどブナ林の中間地点を歩いているときのことです。頭上でバキッという音がしましたので、見上げました。そしたら5mほど先の登山道わきの木の上に、子熊がおり私を見下ろしていました。つやつやした黒い毛に、クルクルの愛くるしい眼、胸の真っ白な三日月の毛、ペットにしたいような子熊でした。数分にらめっこをしたらおどおどしてきたので、静かににらめっこをしたまま後ずさりをして10mほど離れて目をそらしました。すると子熊はするすると木を降り、登山道を逃げていきました。近くに母熊がいる可能性がありましたので、巡回をやめて引き返しました。

 子熊には恐怖を感じませんでしたが、母性本能の強い母熊の方に恐怖を感じました。

2016年8月12日金曜日

風鞍情報

 真昼山地は連日暑い日が続いています。
 昨日は山の日を記念して、大仙市太田支所で真昼山地の最深奥部、風鞍登山を行いました。真昼山地で一般の登山の対象となっている山は、主峰の真昼岳と最高峰の和賀岳とその手前にある薬師岳です。昨日登った風鞍は、真昼山地の中央部にありブナの原生林のきれいな山です。

 ルートとしては2コースあります。第1は、川口渓谷からブナの二次林を歩き、鉱山跡を経て県境に出て、稜線の美しいブナの原生林を北上して、南風鞍を経由して風鞍に至るコースです。第2は真木渓谷奥の七瀬林道を利用し、峠から黒森山頂を経てブナの2次林から原生林を歩くコースです。2コースともきれいなブナ林が広がり、5月のブナの新緑の頃と10月のブナの紅葉の頃がお勧めです。東北の山の魅力であるブナ林の美しさを堪能できます。

2016年8月6日土曜日

真昼岳情報

 真昼山地は梅雨明け後、暑い日が続いています。5日の真昼岳は西からの上昇気流で層雲が発生し、ガスのかかる日でした。

  
    ガスのかかる真昼岳南峰


 赤倉コースは、南沢の草が刈られ歩きやすくなっています。峰越コースの分岐から頂上にかけては、草が伸び足元が見えにくくなっている箇所があります。

 峰越林道はまだ工事中で、通行止めです。




 夏の花が最盛期でです。真昼岳南峰のヤマルリトラノオは間もなく終わります。ハクサンフウロやキオン、ハクサンシャジンが見ごろです。低山ではヤマユリが見ごろです。







 カサブランカの片親であるヤマユリ

2016年7月15日金曜日

入角林道情報

 去年の土砂崩れで通行できなかった入角林道は、通行できるようになりました。林道の途中で、スギの間伐作業が行われていますので通行には注意してください。また、林道には道路を横切る横断溝が所々にありますので、注意が必要です。

 真昼山地は梅雨の末期のようです。雨の日が続いています。
 山の上では、薬師岳のニッコウキスゲが見ごろです。和賀岳のニッコウキスゲも咲いています。薬師岳のニッコウキスゲはイブキトラノオと一緒に咲き見事です。間もなくハクサンシャジンが見ごろとなります。トウゲブキも咲き始めます。

2016年7月13日水曜日

峰越ルート情報

 真昼山地は梅雨が続いています。

 峰越林道は災害復旧工事のため通行止めです。峰越コースは1年間利用されませんでしたので、荒れて来ています。12日の昨日、登山口から北ノ股岳までと音動岳鞍部から赤倉コースとの合流点まで刈り払いをしました。この部分は特にササが濃く足元が見えませんでしたので、整備をしました。残りの部分も歩きにくくなっていますので、花の季節が終わる9月頃に整備をする計画を立てています。
 
 来月、峰越林道が開通の見通しですが、最も歩きにくい箇所は整備をしました。残りの部分も歩きにくいと思いますが、9月までお待ちください。

2016年7月8日金曜日

真木林道情報

 真昼山地は梅雨の最盛期です。梅雨空が続いています。

 真木林道は現在、4箇所で工事が行われています。工事関係の車両は登山口まで通行できるようになりました。工事は10月の末まで行われる予定です。

 
 薬師岳ではニッコウキスゲが咲き来週中が見ごろと思われます。真木林道ではヤマスカシユリが見ごろです。海岸のスカシユリも優しい感じがします。この花が咲くと梅雨明けもまじかです。

2016年7月6日水曜日

峰越林道情報

 真昼山地は梅雨の最盛期です。地上天気図を見ると梅雨前線が北上して、梅雨の末期のようです。高層天気図ではすっかり真夏の天気図です。台風1号は進路予想図を見ると、12,13日頃に日本を通過するようです。台風が通過すれば梅雨明けとなるのではないでしょうか。
 
 峰越林道は現在、崖崩れ防止工事が行われています。予定より工期が遅れる見込みで7月末には終わり、8月からは通れるようになる見込みです。

 薬師岳のニッコウキスゲも咲き始め、真昼山地も夏山の最盛期です。




 写真は去年(7月7日)の薬師岳のニッコウキスゲです。
 真木林道の今年の復旧工事は10月いっぱいの予定です。林道を歩くと2時間ほどかかります。
 今年は来週が見ごろと思います。

2016年6月14日火曜日

日の出が早くなりました

間もなく夏至です。真昼山地の日の出が早くなりました。昨日、梅雨入りとなり、真昼山ではダシ(東風)が吹くようになります。冷たく感じる東風です。防寒対策として、セーターやフリースは必需品です。真昼山地の梅雨明けは例年、7月の下旬です。今朝も冷たいダシが吹いています。

 写真は美郷町の本堂城跡からの和賀岳です。本丸跡の大ケヤキの下に藁で作られた鹿島様があります。日曜日に新しく作り替えられました。

2016年6月13日月曜日

大台山情報

 真昼山地は夏らしい天気になって来ました。真夏日となる日もあります。

 大台山はスキー場の東に聳える800mを少し超える山です。一昨年に刈り払いをしましたので尾根は問題なく歩けますが、スギ林の中は草でわかりにくい箇所があります。テープや踏み跡を確認しながら歩いてください。今年の秋までにはスギ林の刈り払いを計画しています。紅葉の頃までには、歩道の整備を行う予定です。

 


 低山の魅力を味わえる山です。特に紅葉の頃をお勧めします。

 大台スキー場からの横手盆地の眺めも素晴らしいです。田んぼの中に民家がある散居集落は、一見の価値があります。夜景を求めて訪れる方も多くなりました。


横手盆地北部の散居集落

2016年6月6日月曜日

真昼岳情報

 真昼岳は、初夏の花の季節となりました。今年は雪が少なかったせいで花が早めに咲いています。オサバグサは見ごろを過ぎて終盤です。イワカガミが見ごろです。真昼岳は土壌のせいか、白花も多く見られます。濃い赤からピンク、白までのイワカガミを楽しむことができます。

 善知鳥コースも問題なく歩けます。しかし、松坂(まっさか)や南峰の急登、向沢の渡渉がありますので、初心者の方は避けた方が良いかと思います。上級者の方には十分に楽しんでいただけると思います。

薬師岳情報

  真昼山地の花は、春の花から初夏の花へと移っています。登山道の雪は消えました。

  
薬師岳登山道は、最終水場の滝倉とブナ台の間に倒木がありますが、迂回できます。また、倉方の上部ではササがやや濃くなっています。


 ニッコウキスゲの蕾も大きくなっています。今月の中旬には咲き始めるでしょう。
 薬師平のニッコウキスゲは来月中旬が見ごろとなると思われます。去年は近年にないくらいの花が咲きましたので、今年はどうでしょうか。



 写真は初夏の花、イワカガミです。


 







   写真は薬師岳から和賀岳と岩手山です。

2016年5月30日月曜日

赤倉コース情報

 

真昼山地は若葉の輝く季節となっています。


 赤倉コースは問題なく歩けます。登山道にあった倒木は処理しました。尾根から眺める横手盆地は、ほぼ田植えが終わり湖のようです。真昼の名花オサバグサが見ごろです。来週いっぱいで終わるでしょう。


 湖のような横手盆地は、6月中旬には緑の田んぼへと変わります。

2016年5月26日木曜日

真木林道情報

  


 真木林道は工事が4箇所で行われています。工事用の車が頻繁に通行しますので、林道を利用する際は気をつけてください。現在、最終民家で車両通行止めです。登山口小屋まで歩くと1時間半ほどかかりますので、行動時間に注意してください。




 真木林道沿いでは、タニウツギが咲き、梅雨もまじかになりました。ヒメシャガも見ごろとなっています。

2016年5月25日水曜日

真昼岳赤倉コース情報




 真昼山地のブナは、透き通るような黄緑の新緑からみずみずしい若葉へと変わりました。若葉を通して来る木漏れ日は、柔らかく心地よく降りかかります。


オサバグサ




 赤倉コースは問題となる箇所もなく、若葉のブナ林の中を楽しく歩けます。イワカガミが咲き、チゴユリの花がめんこい(かわいい)です。尾根付近からは真昼岳の名花オサバグサが見ごろです。シラネアオイ群落は名残です。ツバメオモトやサンカヨウも咲いています。


 


 真昼山地は初夏の花々で賑わっています。間もなくハクサンチドリが咲きます。



    ブナの雌花です。なかなか写真に撮ることができません







2016年5月16日月曜日

真昼岳赤倉コース情報

 真昼岳赤倉コースの雪は、すっかり消えました。ブナの新緑が美しい季節のなりました。コース上で問題となる箇所はありません。


 音動岳のシラネアオイ群落も咲いています。今年は来週の初め頃まで楽しめそうです。峰越コースとの分岐から音動岳南の鞍部まで、笹が濃くなって足元が見えませんので注意してください。ほかの山では見ることができない大株のシラネアオイが点在します。

 峰越林道は工事のため通行止めですので、赤倉コースを利用することになります。



 音動岳では大株のシラネアオイが見られます

2016年5月15日日曜日

薬師岳・甲コース情報

 真昼山地はブナの新緑がまぶしい季節です。

 
薬師分岐から甲コースを巡回して来ました。去年刈り払いの予定でしたが、真木林道が災害で通行止めになりできませんでした。今年の秋に刈り払いの予定です。現在は、笹が濃くなって歩きにくい状態ですが、踏み跡ははっきりしていますので迷うことはないでしょう。ササの濃い場所にはテープを置いてきました。


 
 今日、音動岳のシラネアオイ群落を登山教室で見に行きます。どの程度咲いているでしょうか。




写真は和賀川の支流小鷲倉沢にかかる滝です

2016年5月10日火曜日

赤倉コース情報

 真昼岳赤倉コースの雪は、ほぼ消えました。ヤセツルから峰越分岐へトラバースする途中に、小さな残雪があります。滑落しないように注意してください。一週間ほどで消えると思います。特に問題はありません。

 音動岳のシラネアオイは、間もなく咲くと思われます。登山教室は座学が終わり、15日から初めて山に入ります。15日に音動岳のシラネアオイ観賞ですが、咲いているでしょうか。例年であれば5月25日が見ごろですが、今年はだいぶ早いようです。

 真昼岳から和賀岳の残雪も例年より少ない状態です。今週中に薬師分岐から大甲、しじみ長根の刈り払いため、テープを置く予定です。





真昼岳から音動岳と和賀岳、左奥に秋田駒ヶ岳が見えます

2016年5月8日日曜日

入角林道の状況

 
真昼山地は新緑が美しい季節です。
 入角林道は、雪が解けましたが整備が進んでいません。去年の土砂崩れが中間地点の奥にあり、車の通行はできません。入り口付近は、支線の林道整備のため砂利が敷かれましたが、最初の橋から奥は、未整備で車高の高い4輪駆動車以外では通行は難しいです。

 200名山一筆書きで、田中陽希はこの林道を通り、白岩岳~錫杖の森~小杉山~和賀岳のコースを歩きましたが、このコースは上級者向けのコースです。体力、技術的にも中級者では難しいでしょう。
 錫杖の森にはアブミを着けて固定していますが、揺れて不安定です。このアブミの先には馬の背があって、バランスを崩さないように気を付けなければなりません。錫杖の森から小杉山までは、藪が濃くなっていますので、ルートファインディングを強いられます。地形図とコンパスがなければ無理です。基本的には尾根に登山道がありますが、一部藪こぎとなります。今年の刈り払いを計画中ですが、秋になるでしょう。6月には小杉山から錫杖の森まで、刈り払いのためのテープを置く予定です。
 
 写真は土砂崩れの様子です

2016年5月4日水曜日

和賀岳情報

 

  真昼山地は登山道の雪は、間もなく消えそうです。新緑の美しい季節となりました。和賀岳の登山道は、瀧倉と倉方の間、小杉山から和賀岳の間が残雪で歩きにくくなっています。もう一週間で登山道の残雪は大部分がなくなると思われます。

 真木林道は、災害復旧工事と林道の新設工事が始まっていますので、通行の際は注意してください。車は最終民家で通行止めです。歩くと登山口小屋まで1時間半から2時間です。




間もなく登山b道の雪は消えます。写真上は三本ツルから真昼岳、写真右は小鷲倉から和賀岳


    

2016年4月27日水曜日

薬師岳、小杉山情報

 真昼山地の雪解けの様子は、例年の連休明け頃の状況です。薬師岳甘露水登山道は、瀧倉まで登山道が出ました。瀧倉から上部は、一部が出ている程度です。フラッグを頼りに進んでください。
三本ツルの雪庇は大分が崩落か滑り、2個ほどの塊が残っていいます。これらも滑りますので、乗ると危険です。迂回するようにしてください。アイゼンは軽アイゼンがあれば楽でしょう。ピッケルはなくてもポールがあればよいと思います。

 時間がなく小杉山から奥は確認していませんが、尾根の残雪は滑りやすくなっていると思われます。できるだけ稜線を歩くか、状態を確認して歩いてください。

 真木林道の復旧工事は、本格化しています。工事車両が行き来しますので、歩く際は気を付けてください。林道は歩く場合、往復4時間ほどの行動時間となります。時間の余裕のない方は事前にご相談ください。できるだけ対応します。 090-6452-3482 またはEメールでご連絡ください。

 「和賀岳・薬師岳・真昼山登山情報」で、花情報を再開しました。


     写真上 薬師平から小鷲倉、写真右み 薬師平から薬師岳

2016年4月25日月曜日

真昼岳赤倉コース

 

 

 真昼山地は急激に雪解けが進んでいます。
 赤倉コースは数箇所の残雪があるだけです。ヤセツルから峰越コースとの分岐へ巻く途中に残雪があり、油断して滑落しないように注意してください。






 


   コースの脇に咲くイワウチワがきれいですが、
  間もなく終わるでしょう。




 残雪の歌唱に数本テープを置いてきましたので、確認しながら登ってください。


 

 
 里から見る真昼山は、満開の桜と一緒に楽しめます。早い桜は今日から散り始めました。

2016年4月13日水曜日

薬師岳情報

  
真昼山地は早いペースで雪が消えています。薬師岳、和賀岳登山道の甘露水口から瀧倉まで、登山道が出ました。瀧倉から上部は例年より雪は少ないですが、登山道は雪の中です。倉方までフラッグを立てて来ました。


 今年の三本ツルの雪庇は例年ほど発達していません。そのため崩落と滑り始めるのが早まりそうです。フラッグのとおり進み、倉方へ回るようにし雪庇の下には入り込まないようにしてください。倉方から見る中ノ沢岳、曲甲の雪もだいぶ少なくなって来ました。


 
 真木林道は工事の車が頻繁に通っています。林道を歩く際は気を付けてください。

2016年4月11日月曜日

真木林道情報

 
真昼山地は雪解けが進んで、早春の花が咲き始めました。

 マルバマンサクの花
 



 真木林道の復旧工事は、現在資材運搬のため大型トラックが走っていますので、登山者の方は注意してください。車は最終民家で通行止めです。工事は、小路又手前と白滝で行っています。来月になると森林管理署でも林道工事と、登山口奥の林道の復旧工事が始まります。


                    キブシの花


 
真昼山地で最初に咲く花は、マンサクとフキです。その後、エゾエンゴサクやカタクリが咲きます。
エンゴサクの仲間は、里ではミチノクエンゴサク、山ではエゾエンゴサクが咲きます。





左がミチノクエンゴサク、右がエゾエンゴサクです。