2021年12月11日土曜日

真昼山地は積雪期になりました


 今年は暖冬で、横手盆地では暖かい日が多くなっています。

 山々は雪で白金の峰となっています 。



        大倉岩付近からの曲甲






 天気予報と天気図を見ると来週の後半から、真昼山地には本格的な雪が降るようです。真木林道は平年であれば雪で通行不能となっていますが、12月10日現在、七瀬林道分岐までは通行できます。

 12月20日以降は。真昼山地の山々は完全な冬山の装備が必要となります。


雪を待つ大倉岩




2021年11月30日火曜日

真木真昼県立自然公園のアクセス道路状況

 


 真昼山地もいよいよ本格的な冬を迎えようとしています。


 11月29日現在、真木林道は袖川から奥は積雪で通れません。


峰越林道も通行止めです。赤倉沢林道通行できますが、お勧めしません。


 和賀岳登山口の小屋は閉めました。小屋開きは4月の下旬です。

2021年10月26日火曜日

川口渓谷紅葉情報


 真昼山地の渓谷は、紅葉の季節になりました。川口渓谷の紅葉の


見ごろは10月の末です。

 

 二股から奥は8分程度の紅葉です。10月末の休日が見ごろでしょう。今年の紅葉は1週間ほど遅れています。


 見返りの滝付近は間もなく見ごろです。つくし森も見ごろです。

2021年10月21日木曜日

真昼山地紅葉情報



 真昼山地では、尾根は紅葉の見ごろとなりましたが、


和賀岳は落葉しています。抱返り渓谷、真木渓谷、川口渓谷、大又渓谷は今月末が見ごろとなるでしょう。現在は色づき始めから3分程度の紅葉です。


  薬師岳の支脈三本ツル上部から大甲方面を望む


 薬師岳肩から小杉山までの刈払いが終わりました。小杉山から和賀岳間は、仙北市の管内ですので、刈払い計画については仙北市にお尋ねください。

 今年予定していました中ノ沢岳から風鞍の区間の一部が残ってしまいまいした。来年の6月初めには刈払いの作業に入ります。同じく峰越口から鹿の子分岐区間の内、桑原鞍部~水無沢分岐も6月には作業に入る計画です。 

2021年10月17日日曜日

和賀岳刈払い状況

 

 真昼山地では、標高1,000m付近が紅葉の見ごろです。真木渓谷、川口渓谷でも紅葉の兆しが見られます。


 和賀岳の秋田県側のコース状況です。14日に薬師岳肩から薬師平まで刈払いを行いました。18日に再開の予定です。今年は大仙市側の小杉山までの計画です。降雪までには終える予定です。

 小杉山から和賀岳までは、仙北市の管内となりますので仙北市にお尋ねください。大鷲倉と和賀岳の鞍部付近がササが濃くなっています。足元が見えにくくなっています。

2021年9月13日月曜日

横手盆地で稲刈り

 


 真昼山地の麓、横手盆地で稲刈りが始まりました。例年より早い稲刈りです。真昼山地の山々から眺める広大な横手盆地は、黄金色に輝いています。田植え直前と稲刈り直前の風景は、一見の価値ありです。


 和賀岳では、紅葉が始まりました。まだ紅葉の初めですが、彼岸頃は見ごろとなるでしょう。10月に入ると1,000m付近の紅葉が見ごろとなるでしょう。


2021年9月9日木曜日

刈払い状況


 横手盆地は、垂れた稲穂が黄金色になり、早生の稲刈りが間もなく始まります。真昼山の頂上や薬師岳からの見る横手盆地は、黄金色に輝いています。


 刈払い状況

薬師岳肩~大甲  2020年秋刈払い終了

大甲~甲分岐   2021年6月刈払い終了

甲分岐~中ノ沢~鞍部  2021年6月刈払い終了

中ノ沢鞍部~風鞍   2022年6月刈払い予定

風鞍~南風鞍~川口県境  2021年8月刈払い終了

川口県境~鹿ノ子分岐   2021年9月中旬刈払い予定

鹿ノ子分岐~水無沢分岐  2021年6月刈払い終了


薬師岳肩~薬師平~小杉山  2021年9月下旬から10月上旬刈払い予定


 薬師岳から横手盆地と鳥海山

 

2021年8月31日火曜日

真昼山赤倉コース情報

 

 真昼山地も秋らしくなって来ました。麓の横手盆地では稲穂が垂れ始め、間もなく黄金色の田園へと変化します。9月の下旬には稲刈りが始まります。真昼山から見下ろす横手盆地は黄金色に輝きます。お勧めの光景です。


 赤倉コースの南沢は、落ち着いてきました。29日に、マーキングと補修をしましたので歩きやすくなています。刈払いも済んでいます。


 峰越コースとの合流地点から頂上までは、草が繁茂して朝露に濡れますのでゲーター(スパッツ)を着けることをお勧めします。

2021年8月25日水曜日

和賀岳・薬師岳情報

 

 真昼山地の麓、横手盆地では稲穂が垂れ始め、緑の海田園から黄金色の田園に変わろうとしています。

 

 和賀岳、薬師岳のお花畑も終わりに近づきました。


薬師岳のお花畑はタムラソウの見ごろです。タムラソウがなぜここに咲くのかは謎です。アキノキリンソウも見ごろです。


  たむらそうと小鷲倉(手前)、和賀岳(奥)


 花の季節がそろそろ終わりですから、来月、薬師岳から小杉山まで刈払いをします。薬師岳から小杉山までは、足元が見えにくくなっています。

2021年7月16日金曜日

薬師岳、和賀岳ゼンティカ(ニッコウキスゲ)情報

 


  真昼山地の梅雨明けは7月15日と判断していましたが、16日のようです。


 和賀岳山頂からの眺望 奥は岩手山、その手前右:朝日畚(羽後朝日岳)、その右:大荒沢岳。その右:根菅岳、その右:高下岳


 今年は花の開花が早く、薬師岳のゼンティカ(ニッコウキスゲ)、エゾイブキトラノオ(イブキトラノオ)は終盤です。明日、明後日


で、終わるでしょう。和賀岳も終盤になっています。来週の中ごろまでは楽しめるでしょう。


薬師岳とゼンティカ(ニッコウキスゲ)、エゾイブキトラノオ(イブキトラノオ)


  薬師岳のヤマルリトラノオ、エゾノヨロイグサが咲きは秘めました。ツリガネニンジン(ハクサンシャジン)も早いものは咲いています。来週末が咲き始めでしょうか。

 エゾノヨロイグサは太平洋側には多く、秋田県側では比較的少ないです。

2021年7月13日火曜日

薬師岳ニッコウキスゲ情報

 


 天気図を見ると、真昼山地は14日に梅雨明け宣言が出る可能性があります。夏山の最盛期になりました。


 薬師岳のゼンティカ(ニッコウキスゲ)が、満開です。週末には名残となるでしょう。エゾイブキトラノオ(イブキトラノオ)も満開です。特に今年は花も多く見ごたえがあります。ゼンティカ(ニッコウキスゲ)とエゾイブキトラノオ(イブキトラノオ)


の競演が素晴らしいです。和賀岳は週末から見ごろになるでしょう。


 和賀岳のゼンティカ(ニッコウキスゲ)が多く咲くのは、頂上から北斜面です。頂上から治作峠に向かう踏み跡がありますから、下ってみてください。今年は花も多く黄色に染


まっている思われます。


11日はガスの合間から満開の花々を見ることができました。

2021年7月1日木曜日

薬師岳ニッコウキスゲ情報

 


 真昼山地の6月は平年よりも雨が少ない状態でした。来週からは梅雨らしい雨の日がつづく天気図です。

 薬師岳のお花畑では、ゼンティカの蕾を多く確認できます。


 薬師岳のゼンティカ(ニッコウキスゲ)は咲き始め2分咲き程度です。蕾が多く確認でき例年より多くの花が期待できます。10日前後が見ごろとなるでしょう。和賀岳は1週間ほど遅れます。定期的に刈払いを行っていますので、登山道わきのゼンティカ(ニッコウキスゲ)も復活して来ました。エゾイブキトラノオ(イブキトラノオ)も5分咲き程度となり、間もなく見ごろになります。薬師岳はエゾイブキトラノオ(イブキトラノオ)とゼンティカ(ニッコウキスゲ)が一緒に咲く珍しいお花畑です。


 7月中旬になるとツリガネニンジン(ハクサンシャジン)、ミヤマトウキ、トウゲブキが咲き、薬師岳のお花畑は賑やかになります。


2021年6月28日月曜日

峰越コース情報

 

     


  真昼山地は初夏の花がほぼ終わり、夏の花が咲き始めました。

 峰越コースでは、音動岳付近でエゾイブキトラノオが満開で、例年よりも多くの花を着けています。エゾイブキトラノオは、北東北では産地が限られ、秋田県では真昼山地と太平山に見ることができます。イブキトラノオの変種です。かってはイブキトラノオとエゾイブキトラノオは区別していませんでしたが、今は変種としています。


 峰越コースは、北ノ股岳の肩付近が花が繁茂して足元が見えにくくなっています。まだ花が咲いていませんが、ツリガネニンジン(ハクサンシャジン)やクガイソウ、ハクサンフウロ、サワアザミが咲きます。花の保護のため、8月下旬までは刈り払いをしません。しばらくお待ちください。

2021年6月14日月曜日

薬師岳から風鞍情報

 

 真昼山地は連日暑いいが続いています。山は青葉の季節になりました。麓の横手盆地では、田植えが終わり、真昼山からみると緑の田園風景です。エゾハルゼミが鳴いて初夏の山は賑やかです。


 薬師岳肩から甲分岐・中ノ沢岳の最低鞍部までは再刈払いが終わりました。中ノ沢岳から風鞍は問題なく歩けますが、所々に雪で倒れた低木があります。中ノ沢岳と風鞍のオサバグサは、見ごろです。7月には刈り払いに入る予定です。

2021年6月12日土曜日

刈り払い情報

 

 6月11日は、真昼山地の麓、横手市では猛暑日となりました。山では、エゾハルゼミが鳴いています。季節も若葉から青葉になりました。


 刈払いの状況です。

甘露水~倉方  6月11日刈払い終了  9月になり花が種を落とし、多年草が根に栄養分を蓄えたころに、薬師岳から小杉山までの刈り払いをします。小杉山から和賀岳の刈り払いについては、仙北市にお尋ねください。


薬師岳肩~大甲~甲分岐~しじみ長根~甘露水  6月8日刈払い終了



2021年6月4日金曜日

薬師岳情報

 

  6月3日は暑い日でした。真昼山地の麓では真夏日の所もありました。

  山はエゾハルゼミが鳴いて、にぎやかです。花も春の花が終わり初夏の花が咲き始めました。

 薬師岳の三本ツルのゼンティカ:ニッコウキスゲの蕾が伸びて来ました。薬師岳のお花畑は、7月の10日頃に見ごろとなるでしょうか。

    満開のゼンティカ


 甘露水から滝倉の水場までに、倒木が3本あります。2本は越えられますが、1本はフラッグに沿って迂回してください。滝倉から倉方の間に、5本ありますが迂回か超えることができます。今年の冬に倒れた倒木は、くぐれるように処理をしました。


 大仙市の7月に行われる和賀岳ニッコウキスゲ観賞登山は、コロナウイルス感染防止のため、秋田県内の方を対象に6月23日9時からに募集します。おそらく、午前中には定員になるでしょう。

2021年5月31日月曜日

真昼山情報


  真昼山地は若葉のまぶしい季節です。ブナ林の若葉を透して差し込む柔らかな光は、心を落ち着かせ、ストレスを解消させてくっれます。

 真昼山の登山道は、すべて問題なく通れます。初夏の花が咲き始め、特にオサバグサは見ごろとなっています。真昼山の頂上から眺める横手盆地は、田植えがほぼ終わり、湖のような光景から緑の絨毯に変わろうとしています。

 
 山名には○○山と岳があります。どのように区別しているのでしょうか。ご存知の方は、ご教示ください。私の意見としては、○○山は信仰の対象として古くから開かれた山、○○岳(嶽)はその他の山と大雑把に分けられるように思います。勿論、信仰の対象ではない山も「山」が付く場合もあります。
 山の例としてあげられるのが、富士山、立山、白山、東北では岩木山、岩手山、太平山、鳥海山、月山、湯殿山、早池峰山、森吉山、栗駒山、安達太良山など古くから信仰の対象となっている山が多いです。

 真昼山について考察すると、秋田県側では「山」です。山頂に鎮座する社は、三輪神社の奥の院です。秋田県側では古くから信仰の山でした。一方、岩手県側は「岳」のようです。国土地理院では、岩手県側の呼び名「真昼岳」を採用しています。国土地理院の名称で真昼岳が正しいとは言えません。
 私は秋田県に住んでいますので、真昼山と呼び標記しています。みなさんはどのように思われるでしょうか。

2021年5月25日火曜日

峰越林道情報

 

 真昼山地は、新緑から瑞々しい若葉の季節となりました。麓の横手盆地では、田植えが終盤となりました。


 真昼山の峰越林道は、整備が間もなく終わりです。予定では26日の朝から通行可能となります。真昼山を代表する花、オサバグサが見ごろを迎えます。真昼山は標高が1,059mですが、山容は風格があり尾根にはお花畑が見られます。


 秋田県でも産地が限定された花もあり、花の魅力富んだ山です。

6月上旬   オサバグサ  白い可憐な花で、


微かに甘い香りがします。






7月中旬   ヤマルリトラノオ  真昼山南峰のイングリッシュガーデンを彩る澄んだ青色の花です。







7月中旬   イブキトラノオ  薄ピンクの花で、風に揺れる様は夏の高山の風情を醸し出します。

2021年5月17日月曜日

音動岳のシラネアオイ

 



 真昼山地音動岳のシラネアオイ群落が、咲き始めました。今週いっぱいが見ごろです。眼下の横手盆地は、田植えが始まり、湖のようです。


 赤倉コースは、最終水場の手前に残雪があり、現在迂回して登っています。ほかは問題なく歩けますが、去年大雨で南沢の登山道が半分ほど流されてしまいました。慎重に行動してください。



湖のような横手盆地

2021年5月13日木曜日

横手盆地は晩春です

 


 横手盆地では代掻きの最盛期です。今月の下旬には田植えが始まります。この時期にお勧めの風景があります。真昼山から眺める横手盆地です。田植えの準備ができた横手盆地は、さながら湖のようです。点在する民家は島のようです。

 横手盆地の北部は、散居集落として知られています。広がる田んぼの中に民家が点在します。散居集落となった理由の一つは、扇状地であるため湧水(清水)がいたるところにあり、飲料水がどこでも簡単に得られることがあげられています。


 ブナの新緑の中を登り、真昼山から湖のような光景をご覧ください。満足できることと思います。


  
このような風景に出会いました。


セイヨウノダイコンの類だと思います。

2021年5月9日日曜日

新緑の真昼山地

                    

 真昼山地は新緑の美しい季節です。カエデ類の淡いオレンジ色、ヤナギ類の薄緑色、点在するヤマザクラの類、冬から解放され、命の躍動感に溢れています。
 今週いっぱいは、瑞々しい新緑を楽しむことができます。抱返り渓谷、真木渓谷、川口渓谷、大又渓谷はヤマザクラの点在する新緑を楽しめます。


 麓の横手盆地では、田起こしから代掻きの頃となりました。真昼山の頂上から眺めるで田園風景は、間もなく湖のようになります。6月下旬になると湖のような横手盆地は、緑の田園へと変化します。

2021年4月27日火曜日

和賀岳登山口の小屋を開きました

 


 真昼山地は春爛漫です。エゾヤマザクラ(オオヤマザクラ)が見ごろで、オノエヤナギなどの柳類の透き通るような緑が美しいです。啄木の歌を思い出します。

   やはらかに柳あおめる北上の岸辺目に見ゆ泣けと如く

 


 和賀岳登山口の小屋を開け、水を流しました。ご自由にお使いください。



    真木渓谷黒滝と桜

2021年4月25日日曜日

大浅沢新道情報

 

 真昼山地の麓、横手盆地では桜が散り始めました。山の雪解けも進み、例年の5月連休明けの頃のようです。


 真昼山大浅沢新道の雪はほぼ消え、赤倉コースとの合流地点の手前、天然杉付近に残雪があります。

 ブナ林の雪は消え、奥の旧ブナ林の道標からヤセツルに登る急登に雪が残っています。尾根の中腹、ヤセツルの道標から奥、峰越コースとの分岐に向かう巻道に残雪があります。巻道を通る際は、滑落に注意してください。

                          ヤセツルから望む和賀岳

 赤倉コースの雪もほぼ消えました。南沢では安定していない岩もあり、慎重に行動してください。

2021年4月21日水曜日

薬師岳情報



 真昼山地の麓、横手盆地では桜が満開です。山の雪解け具合は。例年の5月の連休明け頃のようです。 

 真木林道は開通しました。連休までには、登山口の小屋を開け、水を流します。薬師岳登山道の滝倉までは雪が消えました。上部はまだ雪の中ですので、フラッグを立てました。フラッグからはずれると、登山道を探すのに難渋するでしょう。ピンクテープとフラッグを頼りに進んでください。


 三本ツルの急登の手前で、雪庇が滑りそうです。
 上には乗らないでください。29日までは、登山道が明けると思われます。5月の連休の前に、薬師平と小鷲倉の登りにフラッグを立てる予定です。


2021年4月11日日曜日

真昼山赤倉コース情報

 


 真昼山地は、例年よりも10日間ほど雪解けが進んでいます。


 赤倉沢林道は、登山口の50mほど手前に残雪があります。今週中に消えて通行できるでしょう。


 南沢は、雪崩の心配はなくなりました。最終水場の手前に2箇所デブリがあり、奥は残雪で登山道は出ていませんが夏道を利用してください。20日頃に登山道にテープを置く予定です。

2021年4月7日水曜日

真木林道情報

 


 今期の真昼山地と横手盆地の雪の降り方は、かなり例年とは違いました。里雪型と言ってよいでしょう。12月から1月の中旬にかけての大雪は平野部で降り、山ではむしろ平年より少なめでした。その後、冬型の天気は長続きしないで平年より暖かい日が多くありました。

 2、3月は、雨の日も多く雪解けが急激に進みました。4月7日現在で、真木林道の雪は袖川の奥の小路又橋まで消えました。4月末か5月初めのころのようです。整備がまだですので路面が荒れて、落石もありますので車高の高い車以外は入らないでください。


 薬師岳までのフラッグを4月20日頃から予定しています。4月29日には、和賀岳まで終えるように計画しています。

2021年3月30日火曜日

川口渓谷の情報

 


 真昼山地では急激に雪解けが進んでいます。麓の横手盆地では、北へ帰る白鳥が落ち穂をついばんでいます。だんだんと数が少なくなって来ました。上空を北に向うハクチョウの群れが、鳴きながら飛んで行きます。


 川口渓谷は、ゲートまで雪が消えました。間もなく新緑の季節です。
フキノトウも花を咲かせています。遊歩道には残雪がありますが、かんじきやスノーシューは必要ありません。


 杉崎権現山の南又沢では、大きなデブリがありました。例年も雪崩ますがこのような大規模な雪崩は初めてです。

2021年3月25日木曜日

真昼山春山ルート紹介


 3月に入り、平年よりも暖かい日が続き真昼山地は雪解けが早まっています。真昼山地の麓、横手盆地北部の仙北地方は雪が消えました。低山では例年よりも雪解けが進んでいます。


 真昼山の春山ルートを紹介します。

①焼山ルート  赤倉沢林道を利用して、大平作業道に入り、中間地点から尾根を目指します。杉の植林地から678mの独標点のある焼山の尾根を詰めます。左に門ノ又沢(国土地理院では内ノ又沢)を見ながら尾根を登ります。独標点865m直下で赤倉登山道と合流します。

 バリエーションルートとして、赤倉登山口の駐車場の横の権現沢の左岸を詰めるルートがあります。権現沢は焼山から流れる沢です。このルートを詰めると焼山の南東のピークに出ます。かなりの急登ですが雪崩の心配はありません。

 今年は雪解けが進み、3月24日現在、コースの下部は藪こぎ状態になりました。現在はお勧めしません。


②南沢尾根ルート  赤倉登山口から南沢右岸の尾根に取り付き、独標点580mを経て赤倉コースのブナ林の手前で合流します。

 南沢は雪崩が起き4月いっぱいは危険です。また昨年の夏の大雨で登山道の半分ほどが流出し、岩場のコースとなりました。残雪期は踏み抜きやすく危険ですので入らないでください。


③大浅沢コース  新しく開かれたコースです。大浅沢の右岸を詰め、ブナ林の手前で赤倉コースと合流します。現在、お勧めのコースです。


 3コースともヤセツルから赤倉山を経て真昼本山を目指します。ヤセツルは、ナイフリッジになっており、滑落の危険がありますので、東側の肩の部分を進んでください。雪庇はかかりませんので崩落に巻き込まれることはありません。

 赤倉山の西斜面は、滑落の危険がありますのでアイゼン、ピッケルは必携です。


 善知鳥コースの登山口から大浅沢の左岸に取り付き南峰を目指す方もいますが、南峰の直下は雪が消え、難しい登攀となります。お勧めしません。 



2021年3月21日日曜日

真木林道の状況

 

 真昼山地では急激に雪解けが進んでいます。
麓の横手盆地では、例年以上の積雪でしたが、平年の積雪となり、畔が出始めました。3月下旬は平年より高い気温が予想されていますので、3月中には雪が消えるでしょう。


                       袖川園地の積雪は例年の4月初め頃と同じです

 今年は里雪型のようで、山岳部は平年並みからやや少なめの積雪です。真木林道も雪解けが進んでいます。一部路面の出た箇所もあります。4月の下旬には整備が終わり開通できるよう市役所にお願いします。開通したら連休の前に薬師岳までフラッグを立てる予定です。


 三本ツルの東斜面では、4月下旬から連休頃過ぎにかけて雪庇の崩落が始まります。地名も雪オトシです。薬師岳に登るには、この雪落しの手前、雪オトシ平から倉方に迂回する必要があります。直登はできません。


2021年3月6日土曜日

真昼山赤倉沢林道の状況


 真昼山地は、堅雪の季節になりました。ツボ足では、まだ昼過ぎはぬかりますが、早朝であればかんじきもスノーシューも必要ないような雪質です。


これからは私はスノーシューではなく、低山でもかんじきを使います。

 ミズキの枝も赤くなり春の到来を告げています。


 赤倉沢林道は、林道の終点手前が毎年雪崩れます。3月4日の時点で、クレバスが走っていますが、まだ雪崩れていません。焼山コースか大浅沢新道を利用することをお勧めします。南沢は雪崩と、踏み抜きが心配ですので、4月の下旬までは入らないでください。 

 大浅沢左岸の尾根は、南峰直下の雪の状態


によっては藪こぎとなる可能性もありお勧めしません。



クレバスが走り、間もなく雪崩そうな赤くの北斜面


 

2021年2月15日月曜日

真木林道情報

 

 真昼山地は好天気が続きましたが16日は暴風雪が懸念されています。



 真木林道は1月下旬より20cmほど積雪が増えましたが雪解けが始まり、川の水嵩が増えて来ました。ピッケルを刺してみますと、例年はある締まった片栗粉のよな雪の層はなくすんなりと刺さります。このため、雪解け水や雨が積雪に浸透しやすく雪消えは早まるのではないでしょうか。


 写真上は1月25日の屋根の積雪

 写真右は2月14日の屋根の積雪


 30㎝ほど増えています。

2021年2月12日金曜日

麓での積雪の状態



 真昼山地は12から14日まで晴天が見込まれています。今朝は放射冷却で冷え込んで堅雪となりました。まだ、本格的な堅雪ではありませんが、大人が歩いても深くは沈みません。堅雪は、春の兆しです。


 今朝の真昼山です。霧が濃く幻想的な風景でした。


 15、16日は大荒れの予報ですが、雪解けも進みそうです。14日は真木林道の巡回予定です。下旬からは、大浅沢新道を経由して真昼山を予定しています。 

2021年1月26日火曜日

真木林道情報

 

                


 真昼山地は暖かい日が続いています。今年は里雪型の雪の降り方のようです。麓では例年よりも多い積雪となっていますが、低山ではやや少なめです。1月の中旬から2月の上旬は、最も降雪が多く、積雪も最も深くなる時期ですが、今年は様子が違います。

      袖川トイレの雪も少なめです



 昨日の雪の状態は2月の下旬から3月の上旬のような雪質で、積雪深も少なめです。写真のトレースのように、堅雪のような状態です。今年の雪解けは早まるでしょうか。


 4月の下旬には登山道に、フラッグを立てる予定です。