山々は雪で白金の峰となっています 。
大倉岩付近からの曲甲
天気予報と天気図を見ると来週の後半から、真昼山地には本格的な雪が降るようです。真木林道は平年であれば雪で通行不能となっていますが、12月10日現在、七瀬林道分岐までは通行できます。
12月20日以降は。真昼山地の山々は完全な冬山の装備が必要となります。
雪を待つ大倉岩
大倉岩付近からの曲甲
12月20日以降は。真昼山地の山々は完全な冬山の装備が必要となります。
雪を待つ大倉岩
真昼山地もいよいよ本格的な冬を迎えようとしています。
11月29日現在、真木林道は袖川から奥は積雪で通れません。
和賀岳登山口の小屋は閉めました。小屋開きは4月の下旬です。
真昼山地では、尾根は紅葉の見ごろとなりましたが、
薬師岳の支脈三本ツル上部から大甲方面を望む
薬師岳肩から小杉山までの刈払いが終わりました。小杉山から和賀岳間は、仙北市の管内ですので、刈払い計画については仙北市にお尋ねください。
今年予定していました中ノ沢岳から風鞍の区間の一部が残ってしまいまいした。来年の6月初めには刈払いの作業に入ります。同じく峰越口から鹿の子分岐区間の内、桑原鞍部~水無沢分岐も6月には作業に入る計画です。
横手盆地は、垂れた稲穂が黄金色になり、早生の稲刈りが間もなく始まります。真昼山の頂上や薬師岳からの見る横手盆地は、黄金色に輝いています。
刈払い状況
薬師岳肩~大甲 2020年秋刈払い終了
大甲~甲分岐 2021年6月刈払い終了
甲分岐~中ノ沢~鞍部 2021年6月刈払い終了
中ノ沢鞍部~風鞍 2022年6月刈払い予定
風鞍~南風鞍~川口県境 2021年8月刈払い終了
川口県境~鹿ノ子分岐 2021年9月中旬刈払い予定
鹿ノ子分岐~水無沢分岐 2021年6月刈払い終了
薬師岳肩~薬師平~小杉山 2021年9月下旬から10月上旬刈払い予定
薬師岳から横手盆地と鳥海山
真昼山地も秋らしくなって来ました。麓の横手盆地では稲穂が垂れ始め、間もなく黄金色の田園へと変化します。9月の下旬には稲刈りが始まります。真昼山から見下ろす横手盆地は黄金色に輝きます。お勧めの光景です。
赤倉コースの南沢は、落ち着いてきました。29日に、マーキングと補修をしましたので歩きやすくなています。刈払いも済んでいます。
峰越コースとの合流地点から頂上までは、草が繁茂して朝露に濡れますのでゲーター(スパッツ)を着けることをお勧めします。
真昼山地の梅雨明けは7月15日と判断していましたが、16日のようです。
和賀岳山頂からの眺望 奥は岩手山、その手前右:朝日畚(羽後朝日岳)、その右:大荒沢岳。その右:根菅岳、その右:高下岳
今年は花の開花が早く、薬師岳のゼンティカ(ニッコウキスゲ)、エゾイブキトラノオ(イブキトラノオ)は終盤です。明日、明後日
薬師岳とゼンティカ(ニッコウキスゲ)、エゾイブキトラノオ(イブキトラノオ)
薬師岳のヤマルリトラノオ、エゾノヨロイグサが咲きは秘めました。ツリガネニンジン(ハクサンシャジン)も早いものは咲いています。来週末が咲き始めでしょうか。
エゾノヨロイグサは太平洋側には多く、秋田県側では比較的少ないです。
天気図を見ると、真昼山地は14日に梅雨明け宣言が出る可能性があります。夏山の最盛期になりました。
薬師岳のゼンティカ(ニッコウキスゲ)が、満開です。週末には名残となるでしょう。エゾイブキトラノオ(イブキトラノオ)も満開です。特に今年は花も多く見ごたえがあります。ゼンティカ(ニッコウキスゲ)とエゾイブキトラノオ(イブキトラノオ)
和賀岳のゼンティカ(ニッコウキスゲ)が多く咲くのは、頂上から北斜面です。頂上から治作峠に向かう踏み跡がありますから、下ってみてください。今年は花も多く黄色に染
11日はガスの合間から満開の花々を見ることができました。
真昼山地の6月は平年よりも雨が少ない状態でした。来週からは梅雨らしい雨の日がつづく天気図です。
薬師岳のお花畑では、ゼンティカの蕾を多く確認できます。
7月中旬になるとツリガネニンジン(ハクサンシャジン)、ミヤマトウキ、トウゲブキが咲き、薬師岳のお花畑は賑やかになります。
真昼山地は初夏の花がほぼ終わり、夏の花が咲き始めました。
峰越コースでは、音動岳付近でエゾイブキトラノオが満開で、例年よりも多くの花を着けています。エゾイブキトラノオは、北東北では産地が限られ、秋田県では真昼山地と太平山に見ることができます。イブキトラノオの変種です。かってはイブキトラノオとエゾイブキトラノオは区別していませんでしたが、今は変種としています。
峰越コースは、北ノ股岳の肩付近が花が繁茂して足元が見えにくくなっています。まだ花が咲いていませんが、ツリガネニンジン(ハクサンシャジン)やクガイソウ、ハクサンフウロ、サワアザミが咲きます。花の保護のため、8月下旬までは刈り払いをしません。しばらくお待ちください。
6月3日は暑い日でした。真昼山地の麓では真夏日の所もありました。
山はエゾハルゼミが鳴いて、にぎやかです。花も春の花が終わり初夏の花が咲き始めました。
薬師岳の三本ツルのゼンティカ:ニッコウキスゲの蕾が伸びて来ました。薬師岳のお花畑は、7月の10日頃に見ごろとなるでしょうか。
満開のゼンティカ
甘露水から滝倉の水場までに、倒木が3本あります。2本は越えられますが、1本はフラッグに沿って迂回してください。滝倉から倉方の間に、5本ありますが迂回か超えることができます。今年の冬に倒れた倒木は、くぐれるように処理をしました。
大仙市の7月に行われる和賀岳ニッコウキスゲ観賞登山は、コロナウイルス感染防止のため、秋田県内の方を対象に6月23日9時からに募集します。おそらく、午前中には定員になるでしょう。
真昼山地は、新緑から瑞々しい若葉の季節となりました。麓の横手盆地では、田植えが終盤となりました。
真昼山の峰越林道は、整備が間もなく終わりです。予定では26日の朝から通行可能となります。真昼山を代表する花、オサバグサが見ごろを迎えます。真昼山は標高が1,059mですが、山容は風格があり尾根にはお花畑が見られます。
秋田県でも産地が限定された花もあり、花の魅力富んだ山です。
6月上旬 オサバグサ 白い可憐な花で、
微かに甘い香りがします。
7月中旬 ヤマルリトラノオ 真昼山南峰のイングリッシュガーデンを彩る澄んだ青色の花です。
7月中旬 イブキトラノオ 薄ピンクの花で、風に揺れる様は夏の高山の風情を醸し出します。
真昼山地音動岳のシラネアオイ群落が、咲き始めました。今週いっぱいが見ごろです。眼下の横手盆地は、田植えが始まり、湖のようです。
赤倉コースは、最終水場の手前に残雪があり、現在迂回して登っています。ほかは問題なく歩けますが、去年大雨で南沢の登山道が半分ほど流されてしまいました。慎重に行動してください。
湖のような横手盆地
横手盆地では代掻きの最盛期です。今月の下旬には田植えが始まります。この時期にお勧めの風景があります。真昼山から眺める横手盆地です。田植えの準備ができた横手盆地は、さながら湖のようです。点在する民家は島のようです。
横手盆地の北部は、散居集落として知られています。広がる田んぼの中に民家が点在します。散居集落となった理由の一つは、扇状地であるため湧水(清水)がいたるところにあり、飲料水がどこでも簡単に得られることがあげられています。
ブナの新緑の中を登り、真昼山から湖のような光景をご覧ください。満足できることと思います。
このような風景に出会いました。
セイヨウノダイコンの類だと思います。
真昼山地は春爛漫です。エゾヤマザクラ(オオヤマザクラ)が見ごろで、オノエヤナギなどの柳類の透き通るような緑が美しいです。啄木の歌を思い出します。
やはらかに柳あおめる北上の岸辺目に見ゆ泣けと如く
和賀岳登山口の小屋を開け、水を流しました。ご自由にお使いください。
真木渓谷黒滝と桜
真昼山地は、例年よりも10日間ほど雪解けが進んでいます。
赤倉沢林道は、登山口の50mほど手前に残雪があります。今週中に消えて通行できるでしょう。
南沢は、雪崩の心配はなくなりました。最終水場の手前に2箇所デブリがあり、奥は残雪で登山道は出ていませんが夏道を利用してください。20日頃に登山道にテープを置く予定です。
今期の真昼山地と横手盆地の雪の降り方は、かなり例年とは違いました。里雪型と言ってよいでしょう。12月から1月の中旬にかけての大雪は平野部で降り、山ではむしろ平年より少なめでした。その後、冬型の天気は長続きしないで平年より暖かい日が多くありました。
2、3月は、雨の日も多く雪解けが急激に進みました。4月7日現在で、真木林道の雪は袖川の奥の小路又橋まで消えました。4月末か5月初めのころのようです。整備がまだですので路面が荒れて、落石もありますので車高の高い車以外は入らないでください。
薬師岳までのフラッグを4月20日頃から予定しています。4月29日には、和賀岳まで終えるように計画しています。
3月に入り、平年よりも暖かい日が続き真昼山地は雪解けが早まっています。真昼山地の麓、横手盆地北部の仙北地方は雪が消えました。低山では例年よりも雪解けが進んでいます。
真昼山の春山ルートを紹介します。
①焼山ルート 赤倉沢林道を利用して、大平作業道に入り、中間地点から尾根を目指します。杉の植林地から678mの独標点のある焼山の尾根を詰めます。左に門ノ又沢(国土地理院では内ノ又沢)を見ながら尾根を登ります。独標点865m直下で赤倉登山道と合流します。
バリエーションルートとして、赤倉登山口の駐車場の横の権現沢の左岸を詰めるルートがあります。権現沢は焼山から流れる沢です。このルートを詰めると焼山の南東のピークに出ます。かなりの急登ですが雪崩の心配はありません。
今年は雪解けが進み、3月24日現在、コースの下部は藪こぎ状態になりました。現在はお勧めしません。
②南沢尾根ルート 赤倉登山口から南沢右岸の尾根に取り付き、独標点580mを経て赤倉コースのブナ林の手前で合流します。
南沢は雪崩が起き4月いっぱいは危険です。また昨年の夏の大雨で登山道の半分ほどが流出し、岩場のコースとなりました。残雪期は踏み抜きやすく危険ですので入らないでください。
③大浅沢コース 新しく開かれたコースです。大浅沢の右岸を詰め、ブナ林の手前で赤倉コースと合流します。現在、お勧めのコースです。
3コースともヤセツルから赤倉山を経て真昼本山を目指します。ヤセツルは、ナイフリッジになっており、滑落の危険がありますので、東側の肩の部分を進んでください。雪庇はかかりませんので崩落に巻き込まれることはありません。
赤倉山の西斜面は、滑落の危険がありますのでアイゼン、ピッケルは必携です。
善知鳥コースの登山口から大浅沢の左岸に取り付き南峰を目指す方もいますが、南峰の直下は雪が消え、難しい登攀となります。お勧めしません。
真昼山地では急激に雪解けが進んでいます。
麓の横手盆地では、例年以上の積雪でしたが、平年の積雪となり、畔が出始めました。3月下旬は平年より高い気温が予想されていますので、3月中には雪が消えるでしょう。
袖川園地の積雪は例年の4月初め頃と同じです
今年は里雪型のようで、山岳部は平年並みからやや少なめの積雪です。真木林道も雪解けが進んでいます。一部路面の出た箇所もあります。4月の下旬には整備が終わり開通できるよう市役所にお願いします。開通したら連休の前に薬師岳までフラッグを立てる予定です。
三本ツルの東斜面では、4月下旬から連休頃過ぎにかけて雪庇の崩落が始まります。地名も雪オトシです。薬師岳に登るには、この雪落しの手前、雪オトシ平から倉方に迂回する必要があります。直登はできません。
真昼山地は、堅雪の季節になりました。ツボ足では、まだ昼過ぎはぬかりますが、早朝であればかんじきもスノーシューも必要ないような雪質です。
ミズキの枝も赤くなり春の到来を告げています。
赤倉沢林道は、林道の終点手前が毎年雪崩れます。3月4日の時点で、クレバスが走っていますが、まだ雪崩れていません。焼山コースか大浅沢新道を利用することをお勧めします。南沢は雪崩と、踏み抜きが心配ですので、4月の下旬までは入らないでください。
大浅沢左岸の尾根は、南峰直下の雪の状態
クレバスが走り、間もなく雪崩そうな赤くの北斜面