2020年5月25日月曜日

大浅沢新道情報


 真昼山地は、初夏の爽やかな季節となりました。若葉を通して差し込む日差しは柔らかく、空気までもが緑に感じられます。


 一昨年に開かれた大浅沢新道は、特に問題はなく歩けます。駐車場から小浅沢までの間のハクサンハタザオの群落が、見ごろできれいです。小浅沢を越えた登り口から急登が始まります。下りは滑落しないよう注意が必要です。急登が終わる一服松付近から、ブナの二次林が始まります。若いブナが揃ったきれいなブナ林です。

 この新道と向沢の善知鳥コースを利用すると、真昼山の周回ができます。善知鳥コースは向沢を遡行して松坂(まっさか)から尾根に取り付き、急登が90分続きます。真昼山南峰の急登にも汗を絞られます。また、沢の遡行ですので中級者、初心者の方は単独登山は避け、上級者の指導で登ってください。

 秋田県は4月10日以降、新たなコロナウイルスの感染者は出ていませんが、感染予防の対策は忘れずに登山を楽しんでください。


2020年5月19日火曜日

音動岳の「シラネアオイ群落」が咲き始めました

             

 真昼山地の麓では田植えが最盛期です。
真昼山から眺望する横手盆地は湖のようです。
今日はダシが強く、梅雨のような天気です。
 ブナ林の新緑は眩しく輝いていました。


 今年は峰越林道の除雪が終わり、峰越コースから音動岳のシラネアオイ群落を楽しめます。また、途中の登山道わきではカタクリ、エゾエンゴサク、オオバキスミレ、ヒメイチゲ、キクザキイチリンソウが見ごろで、楽しい登山ができます。

 

 15年ほど前、20本近くの白花の咲くシラネアオイの株がありましたが、盗掘に会い持ち去られました。この時、幸い踏みつけられた2本の株が残り、増え今年は5輪の花を見ることができました。心ないこの行動は、音動岳のシラネアオイを楽しみにしている多くの方の心を傷つけました。



 週末は、満開のシラネアオイの花を見ることができるでしょう。県外の方は、来年にはコロナウイルスの
感染は収束すると思います。それまで、お待ちください。

2020年5月17日日曜日

和賀岳情報


                 
真昼山地は若葉の美しい季節になり、麓では田植え
も最盛期を迎えようとしています。山では雪解けが急速に進んでいます。




        真木林道の緑のトンネル

         

甘露酢口の和賀岳までの登山道の状況です。

・甘露水~滝倉水場    雪が消え倒木がありますが、問題なく歩けます。

・滝倉水場~薬師岳      サワグルミ平に残雪があり、上部は登山道はほぼ出ましたが、雪オトシ平とその手前に残雪があります。倉方の手前にも残雪があります。フラッグもありますので、迷うことはありません。
 三本ツルの中間に残雪があります。フラッグがあります。

・薬師岳~小杉山   薬師平に残雪があります。小杉山までの登山道の一部が隠れています。迷うことはありません。

・小杉山~和賀岳   小鷲倉の登りから奥は残雪が豊富ですがクランポンを着ける必要はありません。小鷲倉の手前は少し歩きずらいですが、トレースをたどれば問題ありません。1週間以内に雪は消えるでしょう。小鷲倉から和賀岳間は、所々登山道が出ていますが、尾根からはずれないように歩いてください。間もなく登山道が出ます。残雪に乗る場足は、残雪が滑り落ちないか確認が必要です。



2020年5月13日水曜日

真昼山赤倉コース情報


 真昼山赤倉コースは雪が消えましたが、1箇所残雪を横切る箇所があります。赤倉山(真昼本山の北のピーク)からの支脈、ヤセツルの上部から峰越口合流地点へ迂回する中間地点です。斜面が急なので、滑落の危険があります。ステップを切りながら、確実に進んでください。沢目に残雪がありますので、滑落すると門ノ又沢まで落ちてしまいます。


 
 真昼山の麓では田植えが始まり、湖のような横手盆地が見られます。6月になると緑の田んぼとなります。

2020年5月11日月曜日

峰越林道情報


 真昼山地の麓では、田植えが始まりました。真昼山の残雪も
まだらに残る程度になりました。






             新緑が美しい峰越林道




 峰越林道は、現在整備中です。除雪車が、「峰越の水」:延命水の手前まで進みました。間もなく開通です。音動岳のシラネアオイ群落の開花までには開通すると思われます。今年の開花は17日頃になるでしょうか。


        



 山の花は、暖かかった今年の冬で開花が早まると思いましたが、4月中、下旬の寒さで平年並みの開花となりました。


 大又渓谷は、ブナの新緑とエゾヤマザクラが美しく咲いています。




 大又渓谷のエゾヤマザクラ

2020年5月5日火曜日

和賀岳までの登山道情報


 真昼山地の麓では桜が散り、田起こしの最盛期で、代掻きも始まり雨した。庭のナシの花がきれいです。

 和賀岳までの登山道の状況は次のとおりです。

・甘露水~滝倉水場  登り口のスギ林を過ぎ、ミズナラの巨木を過ぎた上部に倒木がありますが、越えられます。このほかは問題となる箇所はありません。

・滝倉~薬師岳  サワグルミ平から倉方までは登山道は雪の下です。テープとフラッグを頼りに進んでください。雪オトシ平で必ず倉方に迂回してください。三本ツルへの直進はできません。アイゼン、ピッケルがあれば楽です。
 三本ツルは登山道の一部が雪の中です。クレバスのある残雪には注意が必要です。残雪が滑り落ちる可能性があります。
 薬師岳東斜面は、残雪が豊富です。

薬師岳~和賀岳   登山道の一部しか出ていません。小杉山まではフラッグを立て、テープを置いています。小杉山手前の鞍部から先は、テープとフラッグを頼りに進んでください。尾根の東斜面を直登しますと、登山道を探すのに苦労し、時間の浪費になります。
 小杉山から和賀岳までは、尾根からあまり下がらないように歩いてください。ルートファインディングの技術が必要です。

疑問な点がありましたら、090-6452-3482(自然公園管理員倉田) までお尋ねください。