2014年3月28日金曜日

真昼岳焼山コース

真昼岳は連日の天気で、雪解けが進んでいますが、例年より積雪は深くなっています。沢の斜面にはクレバスが走り、底雪崩が発生しています。
 昨日は、焼山コースを巡回して来ました。赤倉沢林道は、まだ深い雪です。フラッグを立てるつもりでしたが、準備ができなく竹にテープを着けて立ててきました。最短距離になるよう、杉林に入る箇所を、今までのコースと変更しています。
 焼山(678mの独標点)からの下りは、雪庇が崩落する可能性がありますので、注意してください。一部尾根が出ました。このコースは、4月の初めまでの利用でしょう。4月の中旬までは、権現沢左岸の尾根を利用し、その後は、南沢の右岸の尾根を利用するとよいと思います。
 ヤセツルは、ナイフリッジ状態ですので慎重に歩いてください。ピッケルで支点を確保しながら歩くと安全でしょう。昨日は、アイゼンの上にかんじきを着けて歩きました。しばらくは、この方法をお勧めします。

  手前はヤセツル、奥が真昼岳
 

2014年3月18日火曜日

真木林道情報

真昼山地では3月5日に大雪となり積雪が増えました。ザラメ状の雪の上に降りましたので、依然として表層雪崩が起きやすくなっています。真木林道でもデブリの深さが1m以下の小さな雪崩が、数箇所ほど起きていました。
 昨日は天気が良く気温も上がりましたので、帰りには小さな涸れ沢で、新しい小さな全層雪崩も2箇所ほど起きていました。全層雪崩は、雪が重く、小さくても油断できません。これから全層雪崩が心配される箇所が、3箇所ほどあります。気温が上昇した日や、雨の日には注意してください。
 これから雪解けまでは、沢のルートは全層雪崩が起きます。必ず尾根のコースを利用してください。真昼岳の赤倉沢を利用する方がいますが、絶対に入らないでください。

 真木林道は4月25日までに、袖川まで開通できるよう、大仙市太田支所にお願いします。また、今年から残雪期登山の安全のため、甘露水から薬師岳までフラッグを立てる準備をしています。テープを置いた方は、必ず回収してください。迷う原因になります。

  写真は袖川の公衆トイレです

2014年3月12日水曜日

雪の状況

 先週の後半から上空に寒気が停滞し、その影響で山にはかなりの降雪がありました。解けて締まった雪の上に、新雪が積もりましたので表層雪崩が起きやすくなっています。湿った重い雪ですので、注意してください。もう少し様子を見てから、真木林道と真昼岳の焼山コースを巡回します。
 3月も中旬になり、全層雪崩が起きる頃となりました。これからは決して沢には入らないでください。真昼岳の赤倉沢を詰める方がいますが、この沢ではあちこちで全層雪崩が起きます。必ず尾根を利用してください。
 真木林道は、4月の下旬には、袖川まで開通します。開通したら今年から、小杉山まで登山道に沿ってフラッグを立てるようにします。このフラッグに沿って登ってください。三本ツルの雪庇の下には決して出ないようにしてください。雪庇が崩落し危険です。