2016年3月28日月曜日

真昼岳南沢情報

真昼山地の雪解けは、例年より2週間ほど早いように感じます。音動岳のシラネアオイの見ごろは例年は5月25日ですが、去年は5月17日頃でした。今年も5月15日頃には見ごろになるかもしれません。5月になれば、シラネアオイ情報をお知らせしていきます。


 赤倉コースの南沢は、最終水場の手前の二股出合の下流で、雪崩れる可能性があります。例年より雪が少なく規模は小さいと思いますが、まだ危険です。最終水場から本格的な登りが始まりますが、滑落防止のためピッケルが必要です。トレッキングポールでは役に立ちません。アイゼンも必携です。
 水場のすぐ上の尾根は、雪が消えかかってブッシュが出ていますが、安全で楽かもしれません。稜線を進むと石台の右の沢目に出て、夏道と合流します。雪崩が落ち着く4月の中旬にはフラッグを立てます。
                      南沢のデブリ



 
ヤセツルは、ナイフリッジ状です。東側の側面を通ると安全です。崩落はありません。



やせつるの状況

 

2016年3月22日火曜日

真木林道情報

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真木林道は、復旧工事のため小路又まで除雪が終わりましたが、真木橋で通行止めです。林道を歩いて登山口の小屋までは、1時間半ほどかかります。今、工事の準備中です。

 今年は雪解けが早く例年より2週間ほど早まっています。今週末は、薬師岳までのルートにフラッグを立てる予定です。
 
 林道を歩く時間的な余裕がない方は、ご連絡ください。できるだけ対処したいと思います。        090-6452-3482
 
 登山口の小屋の冬囲いは、一部を撤去しましたが、まだ凍結の可能性がありますので水は流していません。4月の初めには流せると思います。 間もなく真昼山地も登山シーズンに入ります。

 



写真上は昨日の日の出(川口渓谷方面)


写真右は麓のはガランサ(スノードロップ)



2016年3月18日金曜日

真昼岳情報

 

真昼山地は急激に雪解けが進んでいます。例年であれば、まだ雪が深く尾根を利用して登ることができますが、今年は雪が少なく、冬コースの利用が難しくなっています。夏の登山道として利用されているルートは、底雪崩が起きやすく危険で利用できません。

 今年の真昼岳の春山は、経験と技術がある熟練者向けとなっています。中級者の方は、上級者と一緒に登ってください。最も利用の多い南沢右岸の尾根を利用したコースは、上部は十分に雪がありますが、下部は雪が少なく急斜面の登りとなりますので、体力と技術が必要となります。
 善知鳥口の大浅沢の右岸の尾根を利用したコースが比較的楽でしょう。17日に、山岳会の方々が、テープを置いて来ています。尾根を登りますので、迷うことはないでしょう。取り付が急ですので、注意してください。


 このまま暖かい日が続くと、音動岳のシラネアオイの大群落は、開花が早まるでしょう。例年は25日が見ごろですが、今年は2週間ほど早まるのではないでしょうか。去年は一週間早く咲きました。

写真上は3月5日の真昼岳、下は3月17日の真昼岳

2016年3月13日日曜日

真木林道情報

真昼山地は連日の天気で、雪解けが進んでいます。真木林道は復旧工事のため、12日現在で袖川の奥まで除雪が終わりました。しかし、真木橋で通行止めです。
 登山口の小屋は入口と一部の囲いをはずしましたが、水は4月の中旬まで凍結防止のため流しません。

 今月の下旬には、薬師岳まで夏道に沿ってフラッグを立てる予定です。三本ツルは雪庇の崩落がありますので、必ず倉方を回ってください。フラッグに沿って登っていただくと倉方へ出ます。4月の上旬までには、和賀岳までフラッグを立てる計画です。


 真木橋から登山口小屋までは、1時間半から2時間ほどかかります。時間的な余裕がない方は、ご連絡ください。できるだけ希望に沿うようにしたいと思います。 090-6452-3482

2016年3月6日日曜日

真昼岳権現沢コース

真昼山地の雪解けは進んでいます。例年より雪が少ないため、山が明けるのは早まるでしょう。
 赤倉沢林道は、例年登山口手前の崖が今頃雪崩れ危険でしたが、今年は雪が少なく雪崩の危険はないように見えました。登山口の水場も出て、ここで水の補給ができます。今回は登山口から赤倉沢をさらに進み、権現沢左岸を登りました。焼山コースと合流し、ダイレクトにヤセツルに出るコースです。権現沢左岸の登りは、急登で汗を絞られますが、時間は短縮できます。このコースは南斜面にあるため、雪解けが早く、特に今年は3月下旬には使えなくなるでしょう。3月下旬には、南沢右岸の尾根を登ってください。南沢は全層雪崩が起きますので、注意してください。
 ヤセツルはナイフリッジになっていますが、東側の尾根直下を歩けます。雪庇はかかりませんので、崩落の危険はありません。

 参考コースタイム
草地十字路 0:35 赤倉登山口 0:15 尾根取付 0:25 休憩地点(平坦地) 0:50 焼山合流地点(急登) 0:40 P2(合流してから二つ目の小ピーク) 0:25 ヤセツル手前の独標点 1:30 真昼岳  下りは1:30 ほど。

装備  アックス(ピッケル):急斜面で手がかりとするため長めの物(70cmはほしい)、クランポン(アイゼン):最低10本、スノーシュー:急斜面の登降のためテイルの短い物(ワカンが便利)