2011年12月24日土曜日

北半球の高層天気図

高層天気図は地上の天気図と合わせて、天気予報の理解と今後の天気の変化を見るのに非常に役立ちます。特に冬は寒気の流れが日本の天気に大きく影響しますので、上空5,000m付近の高層天気図を確認するようにしています。北極の寒気は、上空の低圧部に下りてきて偏西風と共に動きます。冬は、偏西風が南下しますので、寒気も南下しやすくなります。
 23日の北半球の高層天気図を見ますと、沿海州に北半球で最も強い零下48度の寒気があります。この寒気はカムチャッカ半島付近にある高気圧部に阻まれ、停滞気味に見えます。移動するにしても北海道付近まで南下しそうに見えます。この寒気が抜けると、西はあまり強い寒気が見えませんので暖かくなるのではないでしょうか。

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