2020年6月1日月曜日

真昼山周回コースの紹介


 
 

真昼山から見下ろす横手盆は、湖のようでその中に散居集落の家々が島のようです。この光景も1週間後には緑の絨毯の農村風景へと変わります。



 北真昼(北ノ股岳周辺)から真昼山南峰にかけてはシラネアオイが多く、特に音動岳には、多くの大株のシラネアオイが見られ、多くの登山愛好家が訪れます。定期的な刈り払いでササ藪を除去した結果、日陰に耐えて生き延びていたシラネアオイやオサバグサ、ミヤマスミレ、ヒメイチゲなどが元気になり、年々多くの花が咲くようになりました。登山道わきで、多くの花を楽しむことができます。

 今はシラネアオイが終盤となり、オサバグサの季節なりました。残雪が多かった場所では、カタクリの花も楽しめます。



一昨年、善知鳥登山口から大浅沢新道が開かれ、善知鳥口を起点に真昼山の周回コースができました。順コースとしてお勧めは、善知鳥口~大浅沢新道~②ブナ林~ヤセツル~真昼山~③南峰~兎岱分岐~④松坂(まっさか)口~⑤向沢~善知口です。

 逆コースは、松坂口からの1時間30分の急登、南峰の50分の急登に体力を消耗し汗を絞られます。の特徴を紹介します。



大浅沢新道   小浅沢を渡った所から急登が始まります。ロープがあり、30度前後の登りが30分ほど続きます。下る場合は慎重に行動してください。急登が終わるとブナの2次林がきれいです。



ブナ林  ここはブナの2次林で、太さと高さの揃った若いブナがきれいです。白い肌のブナが群生する様は、シラカバの林と誤解する方もいます。特に新緑と若葉の頃がお勧めです。



③南峰  この南峰の南斜面にはイングリッシュガーデンのようなお花畑があり、7月の下旬から8月の上旬にかけて見ごろです。特にヤマルリトラノオ清楚な青い花は、オサバグサと共に真昼の名花です。



④松坂(まっさか)  向沢から尾根に一気に登ります。1時間30分の急登は体力を消耗します。溝のような登山道をひたすら尾根をめざします。



⑤向沢   堰堤工事のための作業道の廃道に沿って、沢を遡行します。作業道は、ほとんど残っていません。沢登りの技術は必要ありませんが、ルートファインディングは強いられます。上級者向けのコースですので、初級者の方は経験者の指導が必要です。


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